私の目標 実乃介★
「六年生になったら、歴史をたくさん勉強したいなぁ」
私は、この四月で六年生になった。
私は、昔から六年生になったら・・・という計画を立てていた。
歴史をたくさん勉強したい。
平安時代や鎌倉時代のことをたくさん学びたいと思っている。
去年の夏、家族で岩手へ行ったときが初めての歴史体験だった。
「高館義経堂」で義経がどんな生き方をして、どんな歴史を現代に残してくれたのかが分かった。
ここで、義経は自害して弁慶は立ち往生したと思うと、少し不思議な気持ちになった。
「中尊寺」は、義経をかくまってくれていた藤原秀衡や義経を裏切った泰衡の首などがある場所だった。
それだけではなく、藤原家四代のミイラがはいっているらしい。
八百年以上も前の人類のミイラや首がここに入っていると考えると、とてもすごいことだとわかった。
岩手でけではなく、京都に行った時にも歴史を体験することができた。
「鞍馬寺」。
「鞍馬寺」は、義経が少年時代修行をしていたというお寺。
義経が背くらべをしたといわれている石まであった。
それから、修行で義経がを刀で切ったという言われる石があるらしい。
本当にすごいと思った。
そんなに昔のことが、現代に残されているなんてどんな奇跡だろうか。
岩手や京都以外に、この神奈川県にも義経の歴史は残されていた。
「万福寺」。
そこには、弁慶が使っていたと言われるおわんや、義経が鎌倉にはいることを許してもらう為、兄・頼朝あてに書いた腰刀状などが置いてある。
その、腰刀状のコピーが売っていたのでそのコピーを一枚だけ買った。
「万福寺」の近くに、義経の首を洗ったといわれる井戸があった。
マンションの裏方にある小さな井戸だった。
ここで、自害した義経の首を洗ったのだ。
そんな歴史が現代にいる私達が触れることができるなんて、信じられなかった。
家に帰ってから、京都へ行ったときに撮った義経背比べ石の写真を見てみたら、自分達以外に誰も近くにいるはずがなかった石の横にうっすらと黒い影が映っていた。
きっと、これは義経だろう。
義経の魂は京都に戻ってきたのかもしれない。
これらのことがキッカケの体験だったので、私は歴史をたくさん学びたいを思った。
義経の一生をもっと詳しく調べたり、歴史が残っている場所全てに行ったりしたいとも思った。
京都から帰って、母に聞いてみた。
「あのさぁ、何で写真に義経が映ったんだろう?」
「んー?あんたが、タッキーファンって義経はわかったんじゃないの?」
そんなこと分かるものだろうか。
まるで、義経が私の生活を見ているようだ。
でも、本当に歴史はすごいと改めて感じた。
現代の人にとって、自分の国で優秀な生き方をした人を知りたくなるのは当たり前なのかもしれない。
私は、六年生になったらいろんな歴史を勉強して誰よりも歴史に詳しい人になりたいと思う。
「六年生になったら、歴史をたくさん勉強したいなぁ」
講評 miri
新学期が始まりました。新しい課題フォルダ、ワクワクしますね。楽しく書いていきましょう。
書き出しのくふうの部分に作文の中心をしめす言葉を使ったのが非常によいですね。結びにも入りましたね。
体験実例もわかりやすくくわしく書けています。タッキーのおかげで、歴史の知識も豊富になりそうですね。一般化の主題への持っていき方もうまいです。
新しい学年よいスタートが切れたようですね。がんばっていきましょう。