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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ゴミの中にも   青藍

 今、日本を含む先進国での大量生産・大量消費によって、毎日大量のゴミが排出されている。それらのゴミは地球上にあふれ、埋め立て地の減少や消却時に発生する温室効果ガスの増加など、大きな社会問題となっている状況だ。しかし、ゴミとなってしまった物でもリサイクルすることで再び資源として生まれ変わることができる。
私は、何事もその良い面を見つけ、それを生かせるような人間になりたいと思う。そのためにはどうしたら良いだろうか。二つの方法が考えられる。
 第一の方法としては、やはりものごとの悪い面よりも、良い面を見るように常日頃心がけることだ。
飛行機や新幹線に比べて、バスや電車は目的地にたどり着くまで時間がかかるため、効率の悪い移動手段だと思いがちだ。しかし、いざバスに乗ってみると、じっくり時間をかけてみることの良さや、席をゆずりあったり、見知らぬ人とでも和やかに会話ができたりする人の温かさを感じることができる。悪い面ばかり見ていると、このような良い面を見ることはできない。良いところを見つけるためには、自ら行動していくべきである。
 第二の方法としては、今の減点主義の教育のような、マイナス面を直すことを中心にした社会風土を変えていくことだ。
 確かに、欠点を直すことは大切である。しかし、ものごとの良い面を生かしていくことは、それ以上に大切なことだ。「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言があるように、雑草と呼ばれてしまう植物の中に秘められた美しさを見つけられるような、広い心を持った人間になりたい。

   講評   hamura

 大事な二つの柱を意識して、しっかりと意見を述べられています。ゴミの話だけにしぼらずに、「物事のよい面も悪い面も見る」というような、大きい視野で考えたのがよかったと思います。
 第一の方法として述べた、交通手段の話は興味深いです。身近な例から広い考えを導き出すのは大切です。第二の方法としての減点主義も、解説にあるように、今回の感想文のテーマと成り得ます。時間があれば、具体例をどんどん挙げるとよいでしょう。その際、分かり切ったこと、世の中でみんなが口にするような常識、あるいは、自分の中で当たり前と思っているような意見であっても、きちんと言葉で表して伝えるのは重要です。「数学が得意でなくても、体育がよくできる人は立派だ」というような、ありきたりのような意見でも、丁寧に順を追って論理的に展開できるようにしましょう。そのためにも、身近な話や体験談を意見の基礎にすえるとよいと思います。
 名言がかっこいいですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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