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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   コイン   大卓

ふだん私たちはコインを丸いものだとみなしている。そして、百円玉、十円玉、などと言う。しかしコインは、年中丸く見えるわけではない。水平方向から眺めれば、あきらかに、薄い長方形に見えるはずだ。と言う事は、{ 「コインとは、円形(丸いもの)である。」と言う文 } = { 「コインとは、長方形である。」と言う文 }と言う、等式(?)が成り立つ。このように、同じ事実をきわめて異なる言葉で言い表すことをレトリックと言う。またその感覚の事をレトリック感覚という。レトリック感覚がよくなると、多面的に物を見られるようになる。多面的に物事を見ることができるようになると人のことをとてもよく理解できるようになる。と言う事は相互理解のためにも欠かせないものなのである。だから多面的に考えるのは大切なのだと思う。
 レトリック感覚をみがくためか、ぼくの学校では「チャレンジ」と言う算数をする。どう言うやり方かと言うと、まず先生が前に問題を出す。その問題をぼくたち生徒が3通りぐらいのやり方でとく。その中で、先生が数個選び、ボードで発表させる。それに対し意見を述べる。と言う感じだ。
 コロンブスの卵と言う話はコロンブスの多面性がよくわかる。もしもコロンブスが一つの面からしか見られなかったら、ああいう考えはおそらくできなかったと思う。
 人間にとって多面性とはなくてはならないものだ。しかし一つの視点でないと、行動ができなくなる。「でも悪い事そのものがあるのではない。時と場合によって悪い事があるのである。」というように多面性は大切である。

   講評   kira

 大卓くん、こんにちは。「レトリック感覚」という言葉は、なじみがありませんが、物事をさまざまな角度からながめ表現する方法だとすると、基本であることに気づきますね。
 多面的、多角的な視点は大切です。その「第一の理由」と「第二の理由」をはっきり述べていくのが今回の課題です。
 チャレンジや、コロンブスの実例を書く前に「理由の一文」を書きましょう。
 「第一の理由は、多面的に見ると発見があるからだ。」
 「第二の理由は、人間は思い込みに陥りがちだからだ。」
こんな感じです。
 まとめの段落は、反対意見への理解も明言の引用も入り、完璧です。この調子です。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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