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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人込み 人ゴミ 少子化対策   おせむ

  日本は、裕福が故に、“物”を粗末にしてすぐ捨てて“ごみ”としてしまう傾向にある。これは、物体だけでなく人材にも当てはまる。もし、私に余裕があり、社長になれるのならば、リサイクルして物のみならず人をも改良し無駄にしない人間になる。人間リサイクル技術は、今現在だけでなく、少子化問題で暗い未来にも必要とされることだ。
  朝、1時限から学校のある日、私は、すし詰め状態の電車に乗り込む。そして、駅では、人ごみの中を掻き分けて突き進む。そのとき、わたしは、ふと思った。“人込みとは実は人ゴミ”という意味なのではないかと。今の社会は、いつ企業が倒産するか、いつリストラされるか予期できない。三洋の汚職、日興のシティによる子会社化、社保庁のスリム化などリストラの危機にさらされている人が多い。しかし、満員電車の中でつり革に必死につかまるように、「会社に必死になってつかまっている人はここ(電車の中)に何人くらいいるのだろう。」と考えると、使える人間までもが捨てられる、まるで、日本のゴミのようだと感じられた。まだ育てれば使える人材を切る、そんな無駄遣いをしていいのか。リストラが多ければ多いほど、消費者が節約し、経済循環が悪くなってしまう。したがって、国のためにも、人ゴミはきちんとリサイクルするべきなのだ。
  また、将来、今話題の少子化問題の世代が社会進出をする。そのとき、かつてだったらゴミとされた人でも、人手不足のため、重宝しなければならなくなる。そのためには、リサイクル能力が無くては育成できない。クローン人間を「生産」するのと、それぞれ背景をもった人々を「改良」するのとでは、難易度が違う。0からではないという事すなわち、それぞれの背景を考慮しなくてはならないという難しさがある。さらに、イノベーション能力をみうしなってはならない。個性的かつ独創的な見解というものは、今後の世の中を改善するためにも必要とされていると、いたるところで論じられている。したがって、「改良」といっても、それぞれのいいところを最大限に活かさなくてはならないのだ。
  したがって、現在のうちから、“人ゴミ”対策は今の時点から見直し、積極的に行動するべきなのだ。少子化世代が社会人になるころには、教育制度だけでなく、各企業とうの新人研修および事後ケアが充実するべきだ。しかし、人材を大切にしすぎると、人間はだらけてしまうという、デメリットもある。「アメとむち」がよく戦略としていたるところで使われているが、私は、「アメと脅し」でいいと思う。実際に、きってしまっては、最近の人々は精神的にも弱いので、命さえをも落としかねない。したがって、取り扱いに注意しながら、丁寧に「アメと脅し」で育成しなければならないのだ。

   講評   takeko

「人込みとは実は人ゴミ」「満員電車の中でつり革に必死につかまるように、「会社に必死になってつかまっている人はここ(電車の中)に何人くらいいるのだろう。」」うまいっ! おせむさんのユーモア感覚おもしろいですね。どんどんみがいていきましょう! 書いてある内容はわかりますが、こういう「人=ゴミ」という過激な表現は結構気をつけなければいけません。たとえば、「人をリサイクル」「人を改良」という過激で中傷的なことばのあとには、本来は人にやさしい、あたたかい実例が必要です。そうすることによって、バランスをとるわけです。「女性は産む機械」発言が問題になったことを覚えていますか?あの大臣は悪気はなかったといいますが、では「あなたのお母様はなかなか優秀な産む機械だったのですね」とあの大臣さんが面と向かって言われたらどんな気持ちになるでしょう。お母様のご苦労や慈しみはあっというまに「機械扱い」されてしまうのです。というか普通の感覚の持ち主なら、まずそういうことを面と向かっては言いませんよね(笑)。私自身は会社員として働いた現場経験がありますが、「まだ育てれば使える人材を切る、そんな無駄遣いをしていいのか」「人ゴミはきちんとリサイクル」という表現も実際に働く方々に思いをいたし、もう少しフォローが必要かと思います。ということは、具体的な解決策があげられるようにということです。おせむさんは若いですから、こういう表現は充分に充分に注意してくださいね。

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