国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1594 今日54 合計8669
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   失敗から学ぶこと   ロビン

私は小さい頃、家の近くを流れる渡良瀬川から大切なことを教わっているように思う。怪我をして全く動けないままに、将来のこと、過ぎた日のことを思い、悩んでいた時、ふと、激流に流されながら、元いた岸に泳ぎつこうともがいている自分の姿を見たような気がした。歩けない足とうごかない手と向き合って、歯を食いしばりながら一日一日を送るのではなく、むしろ動かないからだから、教えられながら生活しようという気持ちになったのである。(要約)
僕がこの話を読んで一番びっくりしたことは、おぼれている時でも作者が落ち着いて考えられたことだ。もし、僕が同じ立場だったら鼻から水をいっぱい飲んで、水が肺に行って水死していたかもしれない。
作者と同じように僕もおぼれそうになった事がある。これは、一年生の時、お父さんと行ったプールでの話しだ。その日はとても暑く、僕が
「ねーねー、お父さん。午後からプール行こう。」
と言い、プールに行くことになった。僕はまだ背が小さかったので、プールの底まで足が届かなかった。それに、泳げなかったのでいつもうきわを使って入っていた。父がそのうきわの端を持っていてくれていたのだが、
「ちょっと泳いで来るからここで遊んでて。」
と言って、いきなり向きを変え、手をはなした瞬間、
「バシャン。」
と、下にズレ落ちてしまった。水中では、ゴーグルをつけていたため、父や他のおじさんのすね毛がはっきりと見えた。しかしそれどころではない。僕は、口からも、鼻からも何杯も水を飲んだ。だが、目の前に見えたのは,うきわについていたひもだった。その先に、輪があったので、そこに人差し指をつっこんだ。そしてなんとか顔を出そうと思ったが頭のてっぺんまでしか上がらなかった。もうだめだと思ったら父が来た。
「何やってるの。そういえば言い忘れたけど、知らない人がきてもついていくんじゃないぞ。」
と、なにも知らない父はあっさりと言い放った。しかし、すぐにおぼれていることに気付き、助けてくれた。まるで九死に一生を得たようだ。(似た例)
僕にはもうひとつ似た話がある。それは、僕が入っているサッカーチームが夏の合宿に行った時、全国から来た色々なチームと試合をした時のことだ。二日目、最後の試合で、僕は、左サイドのハーフをやっていた。ディフェンスの人からパスをもらったので、僕は前に走った。まず、一人来たので左に交わし、二人目は、右にかわした。次に、ゴールキーパーが来たので左に交わし、最後は、横から当たってきたので、それに負けじと僕はもっと速く走った。そうしたらうまく抜けたので、得意の左足で思いっきりボールをけった。しかしボールはゴールの手前で曲がり、おしくも入らなかった。僕は点が天から降ってくればいいのにと思った。でも、はずしたことはいい思い出になった。(似た例、ダジャレ表現)
僕は、この長文を読んでなにごとも困った時は冷静に考えることが大事だと分かった。(わかったこと)

   講評   hutu

<要約> 初めての項目ですが、しっかりと理解することができましたね。基本は<三文抜き書き> と変わりません。長文に何が書かれているかをまとまるために、長文中の文や言葉を大いに使って、そこに自分の言葉を補うことが必要です。簡単ではありませんが、いっしょに練習していきましょうね。
<体験実例> プールでおぼれた時のこと、サッカーの試合のことなど、ふだんとちがう状況で頭の中を色々な考えがどのようにかけめぐっているかを見つめ直し、とてもていねいに書くことができています。とくに、要約から体験実例へとつながる話題のつなげ方は理想的と言えます。すばらしい。

<たとえ> <ダジャレ表現> どちらもうまく言葉遊びを考えられました。
<わかったこと> 動揺したときほど冷静に。わかっていてもなかなかできることではありませんね。でも、このように見つめ直すことによってロビン君の心の中にシミュレーションができたことになるのではないでしょうか。きっとこれからは、冷静でいることの大切さを今まで以上に心にとめておけそうです。
 パソコンの故障とはいえ、折角早く送ってもらっていた作文への講評が大きく遅れて申し訳ありませんでした。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)