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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   向こうから見ると   まるもち

人間の目から見る、一番自然な角度からすれば、コインは丸い。そこで、わたしたちは、コインは円形だ、という。しかし、コインは違う角度から見れば長い長方形に見えたりする。しかし、「コインは長方形だ」といったら、間違ったことを言っているように感じる。 というように、人間は同じ角度からものを見ているのだ。 そのため、一つのものをもっと別の角度からものを見てみることも大切ではないだろうか。
例えば、学校に地味な女の子がいたとする。 あることがきっかけで、一緒に出かけることになり、いつも地味だった女の子は、私服を着ると実はオシャレで、明るい子だった。 なぜ、その子を“地味な子”として見ていたのか。それは、学校で制服だけを見ていた。一方から、一つのことしか見ていなかったからである。 このように、ものごとを一つの方向からみるのではなく、いろいろな角度からみると新しい発見があって良いのだ。
また、もう一つの理由としては、一方から見ていると、他のものが見えなくなるからだ。例えば、掃除のとき。それは、父の体験談なのだが、右を片付けると、左がよごれ、左を片付けると右がよごれるらしい。これは、一つの方向からしかものを見ていないせいだ。このような小さなことだけでなく、他にもいろいろな例がある。例えば、どれだけ頑張って練習しても、どれだけ努力しても、いっこうにうまくならない野球選手がいたとする。その選手はコーチに言われて気づいた。自分はバットを一生懸命振っていたが、腰が回っていなくてうまくならなかったということに。 だから、ものは、いろいろな方向からみるのが大切なのだ。
しかし、 いろいろな方向から見すぎて、今、自分一番必要としているものが分からないことがあるかもしれない。そんなときは、「時間こそ、最も賢明な相談相手である。」という名言があるように、ゆっくり、時間をかけて考えることが大切だと思う。 他の角度から見つつ、大事なことにきづくことが大切である。


   講評   kira

 まるもちちゃん、こんにちは。「レトリック感覚」という言葉は、なじみがありませんが、物事をさまざまな角度からながめ表現する方法だとすると、基本であることに気づきますね。要約は、コインという実例ひとつでまとめるより、キーワードを使っている文章の最後の方を取り入れるとうまくいきます。
 多面的、多角的な視点は大切です。その「第一の理由」と「第二の理由」をはっきり述べていくのが今回の課題です。第一の理由の方も、まずはっきりと述べておいてから、具体的な体験を書くといいね。友だちにもいろんな側面がありますね。新しい魅力を見つけるとうれしいです。
 お父さんの掃除のときの体験談は、非常に意味深いね。自分が見えない部分に自覚的になれば、いろんなことが悟れそう。
 まとめの段落は、反対意見への理解も名言の引用も入り、完璧です。時間をかけてじっくり自分を成長させるんだね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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