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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   精神力   すいーとぽてと

 ふつう死は、心臓が停止して血流が途絶え、それに続く生命活動の停止として起こる。ところが脳が先に機能停止に陥ることがある。これは、人工呼吸の力でしばらく脳死状態の身体を「生かして」おくことができる。このように、医療のテクノロジーがもたらしたのは、人間の全く「非人間的」な可能性なのだ。現代のテクノロジーはもはや人間の道具に納まる範囲を超えて進んでいる。人間はテクノロジーの主人ではなく、テクノロジーが変えてゆく世界の中で、いつの間にか一緒に変えられているのだ。私達は、科学技術を超える人間の精神力を持つべきだ。
 そのための第一の方法として、様々な人と関わるようにすることだ。現代人は色々な人と関わろうとしない傾向があるように思う。例えば、電車の中では皆寝るか、音楽を聞くか、携帯電話をいじっている。無表情で、無言で、皆が同じ場にいながらも誰とも関わろうとしていない。これは、現代人は忙しいからという理由もあるが、科学技術の発展も原因の一つだと思う。テレビやゲームなど、一人でも十分楽しめるものがどんどん開発されていったので、コミュニケーションの能力が下がってしまったのだ。友達の中には、家に帰ってもほとんど誰とも話さないという人もいる。私達は機械ではなく人間なので、もっと人とのつながりを大切にしなければならないと思う。
 そのための方法として第二に、人間の生死の問題を軽く考えるのを改めることだ。最近、私と同じくらいの年齢の人が何人も自殺してしまっている。今の社会は核家族化してしまっている為、死というものとの関わりから遠ざかっている。また、医療技術が進んでいるため、死への恐れの気持ちが薄くなってしまっているのだろう。何度もやり直しの利くゲームの存在も大きいと思う。今この環境の中で、死に対しての考えを改めることは簡単ではないが、もう一度命の大切さについて考えてみるべきだと思う。
 確かに、私達が快適な暮らしを送ることができているのは、科学の力も大きい。しかし、「科学とは、人間が従うものではなく、上手く活用するものである。」だから、人間の精神力を高めていくべきだ。

   講評   kira

 すいーとぽてとちゃん、こんにちは。科学を凌駕する人間力を持ちたいね。科学文明の発達は、恩恵と共に考えるべき大きな課題を私たち人間につき付けています。向かい合うべき問題を、危機感をこめてまとめることが出来ましたね。
 人と関わることが希薄になった時代です。核家族、一人っ子、受験戦争、塾弁(孤食)←(食べることにこだわる私。笑)おおよそ人間らしい情感が育つとは言えないような環境です。すいーとぽてとちゃんは、通学の電車の中でも、ふと不気味さを感じることがあるんだね。そばにいるのに人の温もりが伝わってこないのは奇妙です。それに平気な人が多いのも変です。
 ゲームや残酷な映像だけが悪者ではないのでしょうが、無意識に「生死」の感覚を蝕むことが進行しているのは確かなようです。生きものを愛しんだり、おじいちゃんおばあちゃんに甘えたり愛されたりする体験が必要なんだよね。
 「科学とは人間が活用するためのもの」ですね。偉大な科学者ばかりがこの命題に悩んでいるのはいけません。科学の力が万人に行き渡るようになった今こそ、利便や損得・効率といった一切の計算を排して、幸福な未来のために何が必要かを考える力が必要なのではないでしょうか。


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