創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然を守る事とは      マッチー

 里山を歩いていると「ゴミを捨てるな」とか、「山野草の採集は窃盗罪」等の看板が目ざわりだ。ここまでしないといけないのはハイカーのマナーがあまりに悪いからなのであろう。早春になると昔は東京でもうぐいすの鳴き声が聞こえてきた。しかし最近では、都会のウグイスは少なくなってきたと言われている。それは、都会の緑が少なくなってきたせいであろう。ウグイスはしげみを好む野鳥なので、緑のない所では不安なのだろう。そこで、里山から都会の公園に通じる緑のコリドーを作れば良いのではないか。人間と野生動物との共生を考えるよいきっかけになるであろう。(要約)
 ぼくは生き物や自然が大好きなので、子供エコクラブという団体で活動している。去年行ったホタルの観察会では、真っ暗やみの中でホタルが舞う姿がまるで光のイルミネーションのようにきれいに見えたことにすごく感動した。(たとえ)また酸性雨の研究では、酸性雨によって魚が死んでいる事を知り、ぎょ(魚)っとした。(ユーモア表現)(体験実例)
 車でドライブしているときに、平気で窓からゴミを投げ捨てる人を見かけることがある。ぼくはとても信じられない気になる。なぜゴミをゴミ箱に捨てられないのだろう。ぼくが環境大臣になったらゴミのポイ捨てを禁じる法律をより厳しくしたい。そしてシンガポールのようにきれいな町づくりをしたい。それから野生の生き物が暮らせる里山を増やしていきたい。人間はあまりにも自分たちのことを優先し、他の生き物たちへの配慮が足りなかったと思っているからだ。
 「立つ鳥後を濁さず」ということわざがあるように人間は後世の人たちのためにも真剣に環境問題について行動を起こさなければいけないと思う。そして人間は自然の中のほんの一部の存在に過ぎないことを知るべきだ。自然を守ることは、人間にとって自然のみならず、自分たちを守ることにつながるということがわかった。

   講評   yama

 こんにちは。今回は環境問題について真剣に考えたマッチーくんの姿勢が伝わってきました。まとめには大きくうなずかされましたよ。

<要約>文の流れも違和感なく、きれいにまとまった要約ができていますね。
<体験実例>先生が子供の頃にはちょっと川沿いに行くだけでホタルの乱舞が見られたものですが、今では積極的に川をきれいにする活動をしている場所でなければ見ることができなくなりましたね。ポイ捨てについても一人一人のモラルが問われる問題です。良い実例を二つ思いつくことができましたね。
<たとえ>「まるで光のイルミネーションのように」と美しい表現をしてくれました。本当に息をのむような美しさですよね。
<ユーモア表現>「魚が死んでいる事を知り、ぎょっとした」とはうまいですね(笑)文章の流れも損なわず上手く入れることができています。
<一般化の主題>自然を守ることの大事さ、人間中心にならず大きな視点で物事を考えることの大切さがよく伝わってきました。すばらしいまとめでしたよ!


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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