国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自然をいつまでも   おねえ

 それぞれの目的を気持ちよく、楽しく達成させてくれるのが里山の景観であり、それを構成する野生生物を中心とした自然です。里山を訪れたとき、「駐車禁止」とか「ゴミを捨てるな」とか、「私有地につき立ち入り禁止」とか、「山野草の花をつむな」とか、そして「山野草の最終は窃盗罪」とまで書かれた看板が目ざわりです。今、美しく維持されている里山は、必要なてまひまをすべて里山の人びとの善意に負っています。早春になると里山のウグイスは町までおりてきて、このころには立派に「ホーホケキョッ」とさえずることができるようになっていますが、最近では緑が少なくなってきたことが原因で、ウグイスも少なくなってきたような気がします。野生動物たちには緑のコリドーが必要です。
 緑、自然はとても大切だ。空気をきれいにし、さわやかで、気持ち良くなる。私はキャンプに行き、改めて自然は守らなければならないと思った。家族でキャンプに行き、海か湖や木が生き生きとしている様子を見て、すかっとした気分になり、気持ち良かった。キャンプだからキャンプ場へ行って、テントを張った。自動車もやはり数台通り、砂けむりが上がることもあるのが欠点だったが、あまり気にならなかった。あっちこっち見て回り、都会にはこんな場所ないだろうなと思うことがあった。空気もおいしい。ずっと都会に住んでいた私でも、都会に住んでいたからかも知れないが、自然とふれ合うことは楽しく、人間には必要なことだと思った。緑が少なくなると、こういう機会が少なくなってしまうのだろう。緑はたくさんあった方が良いと、多くの人が思っているのなら、これからがんばって、増やしていきたい。自然はいつまでも大切にしなければならない。
 私は、学校でもサマーキャンプに行ったことがある。その時、アラジャンという所で、登山や川遊びをした。川の水はきれいで、町に流れている川とは大違いだ。木もしげっていて、見ていてうきうきした。まるで同じサンチャゴではないようだ。みんな着いたら、
「うわあ川だ。早く入りたーい。きれー。」
と、喜んだ。山登りでも、楽しかった上に空気が良くて、ほとんどずっとニコニコしていた。川遊びでは、
「わあすき通ってる!でも冷たーい。」
「ダム作ろうよ。あっきれいな石がっ!」
と、みな行ったり来たりしていろいろな発見をしていた。とても楽しかったし、たくさんの自然の中で遊ぶのは珍しかった。そして、私たちの住んでいる所にもこんな風に遊べる所があったらなと思った。自然は子供でも、あったらいいな、とか必要だな、と思うとても大切なものなのである。
 「立つ鳥あとを濁さず」ということわざがあるように、地球にとってはかなり短い時間しか生きていない人間が、地球をこれ以上よごしてしまってはいけないと思う。動物のためにも、自分たちのためにも、都会の緑を増やさなければならない。自然とは人間にとってもっと大切にしなければならない、だれにでもかかせないものである。自然が増えれば、みんなが喜ぶということがわかった。

   講評   hoemi

 貴重な自然体験をしたグルミンさんならではの感想文が書けたね。
【構成】 長文の骨子をきちんとおさえて要約できました。
【題材】 家族で行ったキャンプ、学校で行ったサマーキャンプ、どちらもグルミンさんにとっては新鮮な感動が多かったようだね。都会に住んでいればいるほど、自然のありがたみを強く感じるのかもしれないね。グルミンさんが自然を守り増やしていかなければと強く思ったことを、具体的な行動で示していけるといいね。
【表現】 同じサンチャゴでも都会部と自然のある場所では天と地ほどの差があったということだね。
【主題】 一般化の主題はバッチリです。まとめ方も非常にいいですよ。ぜひ、これを感想として終わらせるのではなく、実践にうつせると素晴らしいね。一人一人の力はごくわずかなものであっても、「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように自然を守る第一歩となるからね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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