国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   里山を歩いていると   子ヤギ

 里山を歩いていると、いろいろな看板が立っていて、目ざわりだ。ハイカーのマナーの悪さは、里山をきれいに維持している人々にとって、目にあまるのだろう。早春になると、里山のウグイスは、町までおりてくる。しかし、最近では、都会のウグイスが少なくなったような気がする。ウグイスはしげみを好む野鳥だから、体をむきだしにするのは不安なのだろう。このような動物を都会に呼びもどすには、緑のコリドーを作る事が必要である。
 私がかよっている小学校には、毎年ウグイスがやってくる。その頃には、桜並木の花がきれいに咲く。校外にも木がたくさんあり、かべのようだ。ウグイスは、この木で身をかくしながら、校内に入ってくるのだろう。町自体も、それほどきたなくはなく、ごみをあさる動物も見かけない。このような環境を好んで、ウグイスは校内にやってきたのではないだろうか。
 このような環境がある一方で、反対にごみが多かったり、木が少なかったりするところもある。例えばごみが多いので有名な富士山。一見きれいに見えるが、一足ふみ入れてみると、テレビ、CDプレイヤー、自転車、スーパーのふくろ、ペットボトル、ガラス、そしてたんすまでもがすててある。世界一高い山エベレストでは、その日使ったもののごみやテントもすててあるそうだ。自分をすてる人なんてーいないか(笑)
 人間にとって、植物がいっぱいできれいな町は、心やすらぐ場所で、見るだけでも楽しくなる。しかし、反対だと、いるだけでもいやになってくる。だから、私達の住んでいる町は、私達できれいにしていかなければならないと思う。

   講評   yuta

◆要約はうまくまとまっています。
◆小学校に毎年やってくるウグイス。ちょうど桜並木の花が美しいころなのですね。校外の木も木々も『かべのよう』になっているところが、ウグイスの安心できる場所になっているのですね。町にゴミがないというのもポイントですね。子ヤギさんのいうとおり、人間の出すゴミに味をしめた動物は手におえなくなってしまいますからね。子ヤギさんの住む地域は、すばらしい環境といえますね。
◆一方で、ゴミが多かったり、木が少なくて問題になる場所も多くあります。たとえば富士山。自転車やたんすまでと聞くと、わざわざ持ってきて捨てているのですね、あらゆるものが捨ててあると考えると『自分を捨てる人なんて——いないか(笑)』。(^^;)たしかに。しかし、神様の山にゴミを捨てるなんて、心は完全に捨てていますよね。
◆『人間にとって、植物がいっぱいできれいな町は心やすらぐ場所で見るだけでも楽しい』。きっと、里山に住む動物たちもそういう町が大好きで、うまく共存できると感じると思います。守っていきたいね。
       

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