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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   シンプルライフのよさ   本因坊

 くずかごは重んじられていない。私たちは、暮しというものを「手に入れること」を中心に考えている。しかし、暮らしの姿勢を作るのは「何を手に入れないか」ということだ。大きなくずかごを置けば、生活の姿勢が変わってくる。(要約)
 シンプルライフの良さ、とは何なのか。(書き出しの工夫)その前に、シンプルライフの説明をしていこう。昔と今では生活の姿勢がちがう。では、その説明もしておこう。
 昔は、とにかくたくさん持っていること、たくさん買うこと、これを裕福といっていた。では、今ではどうだろうか。今は、少しだけが大切になってきている。裕福な家でも、特に気に入ったものだけ買うようになっている。
 では、シンプルライフとは何なのか。字を見て分かるように、シンプルになった社会。シンプルライフはものが少ない方が良い、という考え方だ。家の中に余分なものがなく、すっきりした方が良い。反対に、ものが多くて、捨てたいんだけれども捨てられない、これの例を挙げると、僕の家がそれに当たるだろう。捨てたいと、捨てたくないという気持ちが混ざり合って変な感じがする。
 昔は、包装紙や飾りが良いものだと考えられ、何かを買うときにすぐ、包装紙をつけたり、飾りをつけていたりしていた。客に自分から
「包装紙はお付けいたしますか? それとも飾りはどうですか? 無料でお付けいたしますよ。」
と話しかける。その頃は、包装紙や飾りなどを付けることが裕福の証だったので、それがサービスだったのかもしれない。(体験実例)包装紙や飾りは、最近、あまり使われない。自分から、
「これには包装紙を付けて下さい。」
と頼まない限り付けてはくれない。その他にも、こんな例がある。以前に比べてレンタルが増えている。結婚式の結婚服など、一生に一度しか着ないものをレンタルしたり、十回ほど見たり聞いたりすれば飽きるCDやビデオ。これは、以前は毎回毎回買っていた。そして、もう飽きた、つまらないなどの理由で捨ててしまう。最近になって、ようやくレンタルが増えてきた。図書館もそうだ。以前よりもよく使われるようになったと僕は思う。僕がよく行く磯子図書館も、以前より利用する人が増えたからだ。
 さて、なぜ最近になってレンタル化が進んできたのだろうか。第一に、地球温暖化が関係すると思う。ゴミが増えて増えて燃やすときに出る二酸化炭素の影響で、地球温暖化になりかねない。第二に、熱帯雨林の伐採が関係していると思う。そのものを作るときに紙が必要になったとしよう。熱帯雨林や他の国の木の伐採を行い、木が減少する。するとどうなるだろうか。二酸化炭素を吸収するものが減り、もちろん酸素を出すものも減る。これがやはり地球温暖化に深く関係しているのだ。その他、プラスチック製のものもそうだ。油をとるために油を燃やす。またこれも地球温暖化に関係しているのだ。
 このように、買って捨てるのではなく、借りて返す、これを普及させた方が良いだろう地球温暖化も少しは食い止められる。
 では、引出しを開けてみよう。中には何が入っているか。もう使わなくなったシャーペンやボールペン、とても小さい消しゴム。消しゴムのカスを丸めたカスけし。その他にも、学校用のノートやしたじきも入っているだろう。捨てたくない! その気持ちはよく分かる。でも、そうするとゴミ箱の存在が薄れてしまう。そういうことが分かった。(分かった)
 ゴミ箱の存在をもっとはっきりしよう! まるでアフリカゾウがいるように。(まるでみたいよう)

   講評   nane

 要約は、だんだん慣れてきたら、意味が通じるように少し書き加えていくといいよ。ただし、あまり長くならない程度に。
 包装紙や飾りの例は、よく考えた。日本人は、相手に対するサービスのつもりで過剰包装することがよくある。でも、これからは包装をしないことが新しいサービスになるかもしれないね。
 磯子図書館の話もいい例。自分で買って何度も読みたい本はあるだろうけど、ほとんどの本は借りて読めば済むものだろうからね。
 シンプルライフの問題を、地球温暖化に結びつけたのは、考えの広いところだね。
 結びの「まるでアフリカゾウがいるように」は意味不明(笑)。
 ここは、得意のダジャレでも生かしたいところ。
 身近な体験と社会的な話と、幅のあるところがいいね。


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