対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書   ちえのわ

 読書の楽しみは1人でできる楽しみだ。しかも、当方の体力とはほとんど関係がない。老人、子供、病人でも、多くの場合には、それぞれ読んでたのしめる。「オーディオ・ヴイジュアル」の情報が、活字情報を駆逐する(追い払う)時代が来た、という人がいる。活字の文章ではなく音楽の記録ならば、あきらかにテープレコーダーが便利な道具だ。だが六法全書をテープレコーダーに吹き込むのは、あまりに不便だから誰もしないことだろう。「オーディオ・ヴィジュアル」時代がきたのではなく、活字情報に「オーディオ・ヴィジュアル」の情報が加わったというだけのことのである。どちらも楽しめば良いので、どちらか一方だけを選ぶ必要はまったくないのだ。もし共通の楽しみがあるとすれば、それは知的好奇心のほとんど無制限な満足ということになるのかもしれない。面白そうな本を読み続みつくすことは誰にもできないのだ。すべての本は特定の言語で書かれている。日本で出版される大部分の本の場合には、日本語だ。本を沢山と読むということは、日本語を沢山読むということで、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということもあるだろう。
 私は本が映画になった映画を色々見た。最近流行った「佐賀のがばいばあちゃん」という映画は日本の皆も見ているだろう。私は映画と本だったら、映画の方がストーリーが理解しやすいと思う。なぜなら動画は文字より分かりやすいからだ。「ハリーポッター」の第四巻は本で読んでみると最後の方がものすごく理解しにくかった。最後の方を省略するとハリーとハーマイオニーがハーマイオニーの小型タイムマシンのようなもので過去に行き、鳥を守りにいく。そしてそのときいた自分たちが邪魔だったので小石を投げ、おいはらう。そしてそのときのハリーたちがいなくなったときに未来のはりーたちが鳥を守るのだ。こう文章にしてみると、ものすごく分かりにくいことがわかる。それに比べ、「ハリーポッター」の第四巻の映画を見てみるとそのシーンは、本に比べてものすごく分かりやい。本を読んでいる間「あれ〜〜〜??」と思っていたのが映画を見ていると「あ、そっか〜〜。作者はこれを言いたかったのか〜〜」と思えるからだ。百聞は一見にしかず、とはこういうことを言うのだろうか。そういうわけで私は、動画の方が文字(本)より理解しやすいと思う。
 私は時間を忘れるほど本の世界に入ってしまうことが何回もある。私が今はまっている本は日本語では「はやみねかおる」の本で、はやみねかおるの本は殆ど全部そろえて持っている。そのはやみねかおるの本を、はじめの10ページぐらい読んでいると、いつのまにか本の世界に溶け込んでいるのだ。私はいつも、学校から帰ってくると汚い部屋を掃除しなさいと母からよく言われる。そして部屋をだらだら片付けている間、はやみねかおるの本を見つける。そしてほんの数ページ読もうと思って読んでいるといつの間にか本の世界に入り込んでいて、気がつくとあと3ページくらいになっていることがよくある。ただしこういう本は120ページぐらいしかないので、日本に帰国する時の飛行機の中で読んでみようと思うと10時間ある中の45分くらいで読み終わってしまうので9時間以上も余ってしまう。なので、はやみねかおるさんが、せめて300ページぐらいの本を作ってくれたらありがたく思うだろう。
 私は人にとって読書とは人の想像力をどんどん広げていくものだと思う。本はただ読むではなく想像して読むとさらに本の世界に入り込めて楽しさも倍増する。私は英語でも日本語でも本を読めるが、英語でも日本語でも、それぞれの言語独特の表現方法を読書を通じて学んでいきたい。

   講評   hutu

<要約> 長文に書かれていることを読み取って、わかりやすくまとめることができています。
<体験実例> 長文を読んで、自分の考えたことをまず明示する。これはその後の体験実例を導きやすくしますね。うまい書き方です。
「私は映画と本だったら、映画の方がストーリーが理解しやすいと思う。なぜなら動画は文字より分かりやすいからだ。」
先に活字情報、さらに「オーディオ・ヴィジュアル」の情報で補うといういいとこ取り(笑)の活用ができているからですね。頭の中で広がっていた世界を肉付けすることのできる良質の映像に出会えることはうれしいことですね。反対にがっかりすることもありますが。
★ 「最後の方を省略すると」 → 「最後の方を紹介すると」かな?
<ユーモア表現> 
時間を忘れて本の世界に入ってしまうこと、先生にもあります。ちょっとだけ…なんてうまくいった試しがないのに、やってしまうのが悲しい。
<一般化の主題> 読書というものを大きくとらえ、しっかりまとめることができました。二つの言語を自在に行き来して、理解できることはちえのわさんの世界が1.5倍に広がることだと思います。言葉に振り回されずにその物語の世界を自分の頭で味わえるとすてきですね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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