対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日997 今日827 合計43467
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   新旧関係なく   AZUKI

 「見られる」「来られる」「起きられる」など、正規のラレルに敬語(尊敬)の表現を任せることにした。その一方で、とりわけ可能の表現をラレルから独立させ、つまりラ抜きのレルにして、「見れる」「来れる」「起きれる」という具合に表現することにした。
 古き良き物と、新しい便利なもの。今この二つについて、いろいろと問題が起こっている。弥生時代からある伝統的なお米と、手軽に食べられて調理もいらないパン。列車に乗っているという実感が沸く切符と、時間が大幅に省けるICカード。その他いろいろなものが、新旧の利点の違いで争そわれている。この中に出てきたラレルと、ラ抜き言葉もその一つだろう。
 確かに、古き良きものには、それなりの価値がある。(複数の意見一)今はもう「田舎」とか、「昔」というイメージしかないお釜も、使い込んでいるうちに、なかなか味が出てくる。まあ今は田舎でも炊飯ジャーの時代だから、「おばあちゃん」というイメージに変わっているかもしれないが(笑。(ユーモア表現)
 こんな体験がある。(体験実例)美術の時間に、3Bや4Bの鉛筆をもってこいといわれた。私は忘れないようにしよう、と思っていたのにもかかわらず、忘れてしまった。お約束のパターンである(笑。(やってしまった……)学校に行ってから気がついた、しかし時すでに遅し五時間目。もうあきらめるしかなかった。美術の授業が始まった。内容は、学校の体育館の絵を描くこと。まあいいか、と思ってシャーペンで描いた。なかなかよく描けたな、そう思って美術の先生に見せた。そしたら一言。
「シャーペンでかいたでしょ?」
ばれてた、完璧にばれてた。そこでちょうどチャイムが鳴ったので深追いされずにすんだが、一時はどうなるかと思った。一週間後の美術の時間では、その上にちゃんと鉛筆で描いてから提出した。そしたら一発(二発?)OKだった。古いものでしか出せない味というものがあるのだろう。
 しかし、時代にのって生きていこうという考え方もある。その考え方にのっとって、いろいろなものが近代化された。開発のし過ぎでだめになったところもあるだろうが、よくなったところもたくさんある。バリアフリーがよい例だ。エレベータ、エスカレーターを取り付ける、エレべーターの開く時間を長くする、段差をなくすなど、ほんのすこしのことでできるバリアフリーがあるのは、近代の考え方あってのことだろう。
 確かに、古いものにも新しいものにも、それなりの利点がある。しかし、「記録は破られるためにある」という名言にもあるように、古い、新しいに関係なく大切なのは、現代に合うものを選ぶ選択力である。(名言の引用)古いもの、新しいものを経てからこそ、よいものが生まれるのだ。(総合化の主題)
 以上のことから、私は現代に合うものを選ぶ選択力は必要不可欠だと思う。

   講評   jun

 今回は複数の意見を挙げ、総合化でまとめるという構成で書くことができました。字数もたっぷり書けましたね。できれば、二つの意見は、同じぐらいのバランスで書いていきましょう。
 総合化はよい意見が書けていますよ。最後の「以上のことから……必要不可欠だと思う。」の文はなくてもよいと思います。
                              

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)