国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古いものと新しいものが・・・。   おほと

 ラレルは、四つの仕事を同時に受け持つ、じつによく働く勤勉な助動詞である。同時に日本語にはもう一つ、複雑で面倒なものがあって、それが敬語である。しかもそれはただ複雑でめんどうなものであるだけではなく、使い方を誤ると、人間関係が壊れてしまうなど、それはもう大変なことになる。そこで「見られる」「来られる」「起きられる」など、正規のラレルに敬語(尊敬)の表現を任せることにした。
 古くて正しいものには良さがある。例えば、年賀状を書くとき今やパソコンが増えてきている。確かにパソコンで書けば手書きで書くより楽だし、同じものを何枚も印刷できるとても便利なものである。だが、手書きで書いた方がパソコンで書いた年賀状よりも手書きの年賀状の方が思いがこもっていて、もらったらとても嬉しいものである。
 一方、新しく便利なものにもよさがある。最近学校に携帯電話を持ってきても良いという学校が増えてきている。昔は学校に携帯電話を持ってきてはいけなかった。今、携帯電話を持っている人は昔に比べて持っている人が逆に少ない。携帯電話は本当に便利で、電話やメールはもちろんインターネットや音楽プレーヤーとしても使えるし、最近ではテレビも見れるようになってきた。
 確かに古いものにも当たらしいものにもよさがある。しかし、一番大切なのは『トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである』という名言があるように、そのものの持ち味を最大限に生かす使い方をすることことである。古いものと新しいもの。どちらもかけがえのない存在なのである。

   講評   nane

 要約は大事なところをうまくまとめた。「それはもう大変なことになる」は、短い字数の要約の分としてはやや冗長。簡単に「大変なことになる」でいいよ。
 AB二つの意見をわかりやすく対比した。
 説明風に書くだけでもいいけど、ここに自分なりの面白いエピソードを入れていこう。例えば、年賀状を書くのが大変だった、というような例。
 総合化の主題もうまい。名言とうまく結びつけた。古くて正しいものと、正しくはないけど新しくて便利なものと、どちらを取るかという問題も確かにあるけど、それ以上に大事なことは、どちらの持ち味も生かすということだね。よく考えた。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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