対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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かげで働く家具 ロビン
いつでもきまってくずかごが、きっと一つは置かれているはずなのに日々に欠かせぬ家具として重んじられているとはいえない。日々のくらしの姿勢をつくるのは、何を手に入れるかではなくて、ほんとうは何を手に入れないかなのだということに、気づくのかもしれない。くずかごは大きなくずかごがいい。部屋に大きなくずかごを一つ、こころのひろい友人として置くだけで、くらしの姿勢が、きっとしゃんとしてくる。(要約)
僕がこの話を読んで、感心したところは作者がくずかごというどこの家にもあって、目立たない物を中心にして書いていることだ。僕が、家具の作文を書くことになったらイスや、テーブルを書くのに、みすぼらしいくずかごを書くなんてすごい。
僕の机の上はとても汚い。折れた鉛筆や黒い消しゴム、売ろうとしても売れない漫画や教科書、算数の問題集でいっぱいだ。後でかたづけるからいいやと、どんどん机の上がいっぱいになっていく。かたづけても、一週間もすれば、元のようにぐちゃぐちゃになり、一ヶ月ほどすればまるで一度入れたらもうでてこないブラックホールになってしまう。(体験実例)(たとえ)
母は、昔 買った洋服を結局一度も着ないで友達にあげたり、リサイクルショップに出したり、そのままにしていたりしている。これはもったいない。母は
「そのときはしっかり着ようと思っていたんだけどね。」
と言っていた。僕はそれでももったいないと思う。ゾウも言っている。
「もったいないぞー。必要な分だけ買ってほしい。」(聞いた話)(ダジャレ表現)
この話を読んで僕は何でも欲張らないで必要なものがあればいいと分かった。(わかったこと)
講評 hutu
<要約> 長文の内容を読み取ってうまくまとめることができています。「くずかご」という気にとめられないことの多い家具を主に物事を見るとそこにはどんなことが見えるのか? 今まで知らなかった視点がそこにはありますね。
<体験実例> ミステリーゾーンと化した机(笑)。ちょっと置くだけ、すぐ使うから、と言い訳しながらどんどん増殖(ぞうしょく)していくのよね。お母さんの洋服と同じかもしれませんよ。
<たとえ> 「かたづけても、一週間もすれば、元のようにぐちゃぐちゃになり、一ヶ月ほどすればまるで一度入れたらもうでてこないブラックホールになってしまう。萩原家のシンボルだ。」
文のリズムがいいですね。たとえもばっちり。「また・・・」というあきらめの声が聞こえてきそうです。
<ダジャレ表現> うーん、これは色々使えそうなダジャレです。うまいなぁ。
<わかったこと> あれもこれもと抱え込まないことって大事ですね。ものを増やして、それを片付けるために大切な時間を使ってしまうのはもったいないことです。自分にとって必要なもの、大切なものを見極めてもつことができれば、きっと心の豊かな暮らしがおくれることでしょう。でも、実はそれが一番難しいのよね。大きな目標になりそうです。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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