創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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どちらもの良さを選んで おくあ
今、電化製品や、家具など、いろいろなものが新しい、機能、使いやすさが良くなっている。その中でも古くて、正しいものも大事に保管されて残っているものもある。生活のうえでは、新しい物を好む人と、古いものを大切に使っていく、という二手に分かれてしまうが、私が生きていくうえではどちらを使えばいいのだろうか。
古くて正しいものには良さがある。例えば、古くから日本に伝わる伝統行事といえば、お正月だ。お正月には、大晦日には紅白歌合戦を見て、凧を揚げたり、お餅を食べたりもする。そんなお正月は古くからずっと伝わっているし、今もそれを受け継がれている。親戚の人で集まることもあるし、楽しい事がたくさんある。このようにずっと受け継がれているものは誰もが楽しく、幸せな一時を過ごせると思う。
一方、新しく、便利なものにも良さがある。現在、ほとんどの人が持っているのは携帯電話。電話やメールで今どこにいるかがすぐにわかる。昔はこのようなものが無く、駅の伝言板、というものを使っていたそうだ。私は伝言板を実際に見たことも聞いたことも無かったが、確かに携帯電話が無かったころの話を考えてみれば、伝言板が無ければ、待ち合わせができないことや、行動がとりにくくなったということが多かったのではないだろうか。その点では、今の携帯電話のほうが連絡はとりやすい。
確かに、古いものにも新しいものにもそれぞれ良さがある。しかし、一番大事なのは、「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである」という名言があるように、その物の持ち味を最大限に生かす使い方をする事である。私もどちらもの良さを選びながら使いこなしていきたいと思う。
講評 inoko
おくあさん、こんにちは。
伝言板の話には、びっくりしましたか? 私は誰かと待ち合わせをするとき、この伝言板のことをよく思い出します。そして連絡のつけようがないという不便さが、生活に緊張感を持たせていたような気がします。便利なもの、新しいものには、確かに魅力があります。一度覚えた便利という甘い感覚は、なかなか忘れることはできません。でも、時にはあえて不便な道を選びたくなる心が少し顔をのぞかせるもの事実です。人間というのは、おもしろいですね。
私たちの生活が、古いものと新しいものの両方が組み合わさってできていることを考えると、古いものも新しいものも欲しがる人間はやはり欲張りなのだということがわかりますね。
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