国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ちがう見方で・・・   ハッピーガール

 ふだん私たちは、コインを丸いものとして見ている。だが、もちろんコインは、年じゅう円形に見えるわけではない。水平方向から眺めれば、あきらかに、薄い長方形に見えるはずだ。そんなことははっきりわかりきっているように思われる。しかし、ものはためしに「コインは長方形だ。」という文を口に出して言うと、まことに異様な発言をしているような気がする。文学作品などにおいても、ちがう言い方であらわすことがある。そのちがいは、コインに対して「円形である」および「長方形である」という、まるで別の見方が成立した事情と似ている。そして、そういった表現は、ヨーロッパに古くから伝えられた、たくみに表現する技術体系であるレトリックと深い関係にある。
 私はこの話を読み、いろいろな視点から見るのは必要だと思った。その理由は二つある。
 第一の理由として、人間は思い込みの激しい動物だから、一度そうだと思うとちがう考えを持てなくなってしまい、誤解を招くことがあるからだ。私は、実際に想像力のない友達ともめごとになったことがある。その友達は、何が何でも同じ視点でしか物事を考えなかった。やはり、いろんな見方は必要なのだと思う。
 第二の理由として、もしひとつの視点だけで物事を行っていると、何もかもすべてが同じ考えでつまらない世の中になってしまい、大変なことになってしまうと思う。
 私はいろいろな見方が大切と考えている。確かに、いろんな見方で考えていくと意見などがまとまらず、対立してしまうかもしれないが、うまく使えば世の中が新しくなると私は思っている。人生、一期一会と言うように、一秒一秒世界は変わっているから、一日一日いろんな視点から世界を見たほうがいいと思う。
 私は、これからいろんな見方で世界を見ていきたいと思う。 

   講評   inoko

 ハッピーガールさん、こんにちは。
今月もいい作品が揃いました。学校も忙しくなりますが、5月もこの調子で!


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