対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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時間の有効活用 青藍
人びとが時間に追われるようになったのは時計が発明されてからといわれる。いつでもだれもが時計を所持するようになると、ついつい時計をのぞく機会が増え時間を気にするようになる。
人びとが時間に追われるようになったもうひとつの理由は、テレビ画面の隅に時刻が表示されるようになったことである。能率的、効率的でない時間の使い方のできるチャンスをいかにして確保するかが、私を含めて多くの日本人の課題であろう。
私は時間に縛られずに生きていきたい。そのための方法としては第一に、物事に熱中することだ。
私は、読書をしているときや部活の試合をしているときは、時間が経つのも忘れてしまうほど夢中になる。逆に、誰かを待っているときや何もすることが無いときは、1分1秒がとても長く感じる。
また、第二の方法としては、ゆとりを持って生活することだ。
私は今でも時々寝坊してしまい、時計を1分単位で気にしながら身支度をしたり、朝食を食べたりすることがある。しかし早起きをしたときは、じっくりと新聞を読んだり、余裕があればランニングをしたりと、充実した朝を過ごすことができ、寝坊したときとは大きな差がある。たとえ30分でも、時間にゆとりを持って起きれば、時間に追われることのない生活を送ることができるのだ。
確かに、時間通りに規則正しい生活を送ることは大切だ。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、
私は時間に縛られず、自分の思い描いた通りの生き方をしたい。
講評 hamura
40分でここまで書けるのはすばらしいです。 二つの方法も例を伴って明確に書けました。 「熱中する」→「時間を忘れる」、「ゆとりを持つ」→「時間に追われない」という図式がしっかりしています。 これが青藍さんの希望する「時間に縛られない生き方」であるということを、最後のまとめの段落で繰り返してもわかりやすくてよいでしょう。この時、例として挙げた「熱中・ゆとり」に重きを置くのでなく、「時間を忘れる・時間に追われない」という点を強調します。そうすると、本文を読んで時間について生き方を考えた、という作文にすることができるからです。たとえば主語を「時間」にするだけで、より上の次元で総合化できます。、
『物事に熱中したり、生活にゆとりを持つ生き方をしたい。』ではなく、(これは具体例)
『時間にとらわれすぎない生き方、主体的で能動的な生き方をしたい。』 (これが抽象的なまとめ)
もっとも、設問によって具体例で占めた方がよい場合もありますから、両方できるようになるとよいでしょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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