国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   べつにすてきなものじゃないし   まりりん

 くずかごはすてきなものでもないし、たいしたものでもないけど、小さいときから手の届くところにある。私たちは日々の暮らしの姿勢を作るのは、「手に入れること」だと考えている。だけど、暮らしの姿勢を作るのは、「何を手に入れないか」ということ。大きいくずかごをおくことによってきっと暮らしの姿勢がしゃんとしてくる。(要約)
 私にも似たような話があります。それは、私の部屋です。もったいなくて使えないけど、何に使うかきまっていない友達にもらったメモ帳や、まだ書けるけどほかにもっとかわいいのがあるから、と使っていないペンなどです。そういうものは「まだつかえるから捨てられない」というのがあってなかなかすてられません。(体験実例)
 もうひとつ似たような話があります。学校でともだちが
「私、00で新発売した、キーホルダーをオーブントースターで作るやつを買ったんだ!!いいでしょー。」
と言いました。そしたらそこにいたほかの友達がまるで断言したようにこう言いました。(まるで)
「べつに!楽しいかもしれないけど、最後はどうせまだ使えるけど、すてようかな、でももったいない、ってなるんでしょ。だからそんなのなくてもいいよ。私はそういうのを知っているからそういうおもちゃはあまりもっていないよ。」
と言いました。私はそれを聞いて本当にそうだなと思いました。そういうおもちゃも作っているときとかは、楽しいけど使い終わったあとやあきた時になると、つかわないからすてようかなと思っても、やっぱりもったいないと捨てずにいるのです。だからそういうおもちゃをあまりもっていない00ちゃんのことをすごいなと思いました。なぜなら、「楽しいのはわかっているけどそういうおもちゃはもたない」と自分でちゃんと決めていたからです。
 私はこの感想文を読んで、ぜんぶ捨てることになるとは思うけど、おもちゃや漫画は大人になっても使うわけではありません。だからこれからは「楽しそうだけど、そういうものを持っているものに入れるのはあまりよくない」と言うことがわかりました。これからはおもちゃや漫画を持っているものに入れないで、むだにならないものを持っているものに入れていこうと思いました。(わかったこと)

   講評   kira

 まりりんちゃん、こんにちは。ぴったりの体験談があったね。
● 要約
 くずかごは、たとえになっていたんだね。くずかごを大事にできる人は、ものを大切にする人でした。
● 体験実例
 自分の身の回りをみわたして、持っているものを考えてみると、使わないでしまってあるものがたくさんあることに気づきますね。もったいない、でも、持っておきたい。メモ帳もペンも文字を書くときに役立ってこそ、よろこんでくれるはずなんだけれど。
 キーホルダーをオーブントースターで作るのは、先生も何かのイベントでやったことがあります。一回きり、思い出の品を作るのなら、楽しい道具だけれど、いつも活躍するもののようには思えませんでした。ちゃんと、自分に必要な物かどうか、立ち止まって考えることのできたお友だちはえらいね。
● たとえ● ダジャレ表現
 「まるで断言したように」とたとえました。きっぱりしていたんだね。自分の信念だったのでしょう。
★「断言するように」のほうが、なじみやすいかな。
● わかったこと
 自分の持ち物の仲間に入れるべきかどうか、これからはちゃんと判断していこうと思ったのね。
 先生も、お買い物の時には、ほしいと思っても一回素通りするようにしています。ひとたび、考えてからかごに入れています。


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