対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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多角性に見る 山大
物事。性格。人柄。物。これらのものを、はたして多角性に見るべきか、それとも、1つの角度、視点から見るべきか。これには賛否両論あると思うが、僕は、多角性に見るべきだと思う。逆に、1つの視点からしか見ないというのは、大大大大大反対だ。
さて、僕はなぜ多角性に見るべきだと主張するのか。その理由は2つある。まず1つ目に、1つの視点からだと、明らかにその人、またはその性格や物事を全て理解するのは無理だからだ。例えば、ある顔立ちの良い人が街の中を歩いてたとする。その時、後ろから見ただけでは、その人が格好良いか格好悪いか判断する事は、出来ない。もう1つ例を挙げるとすると、ある学校の先生は厳格な時と優しい時がある。その先生の、怖いところしか見た事がないという人は、その先生は優しいところもあるという事を知らない。つまり、色々な視点から見ないと、その人の本当の姿を知れないというのが第1の理由である。
そして、第2の理由としては、1回目だけでなく2回目があることで、違う実態を発見出来るからだ。初対面の人と会う時、最初はつまらなそうな奴だな、などと思ったりするが、次に会う時はすごく面白い人だった、なんてこともあり得る。実験などもそうだ。1回目の結果はAだったけど、2回目の結果はBだった。その理由は天気と気温が1回目の時と違っていたからだった、なんてことも、僕には良くある話だ。
しかし、一方から見る、多角性に見るべきではないと言う人もいてはおかしくないだろう。多角性に見ると、何がなんだかわからなくなるからだ。しかし、それはただ面倒というのを遠回しに言っているだけではないかと思う。多角性に見ることで、相手の本当の姿も知れるし、新たな発見がある。夢があるから行動するのではなく、行動するから夢が生まれるように、発見があるから多角性に見るのではなく、多角性に見るから発見があるのである。
講評 nara
4月から取り組んでいる「是非の主題と複数の理由の提示」、山大君にはすっと理解できたようだ。難しい長文が続いたけれど、いずれもよくまとめられていたね。5月もこの調子で進めていこう。期待しているよ!
前回提案した「多様性」の変更だけれど、「多角性」ではなく「多角的」にしておくとよかったと思うよ。説明がわかりにくかったかな。
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