対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日1990 今日419 合計46108
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分   ブーちゃん

 「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在しているということほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。自分が意志したわけでもない。願ったわけでもない。ともかく気がつくとこの世に存在していた。おまけに、名前、性、国籍、貧富の程度、その他、人生において重要と思われることの大半は、勝手に決められている。こんな馬鹿なことはないと憤慨してみても、まったく仕方がない。その「私」を受けいれ、「私」としての生涯を生き抜くことに全力をつくさねばならない。いったい「私」とは何ものであろう。このことは人間にとって、もっとも根本的な「ふしぎ」のようである。人生における「ふしぎ」と、それを心のなかに収めていく物語とがいかに人間を支えているのかについて述べてきた。自分にとって必要な物語、あるいはそれに類似のものを他人のつくったもののなかから見つけ出すことをしなくてはならない。それは、ひょっとして古い神話のときもあろう。あるいは、現代作家の書いた児童文学かもわからない。ただそれは自分に完全にピッタリというのはないであろう。自分もこの世のなかで唯一固有の存在と考える限り、そんなことはありえない。私達一人一人はかけがえのない一つの存在である。
 人間には他人との比較では測れないものが色々ある。例えば、自分が頭で考えていることや知識などは人と比較することはできない。どんなに小さい知識でも、本当はとてもすごいのかもしれない。比べることは出来なくても、自分の中ではとても強い支えになっていて、その人の存在を表す重要な鍵なのかもしれない。
 確かに、客観的な指標は大切だ。そのことによって人間には目標が出来き、努力も出来る。学校などで、「この前出来なかったから、次回までには完璧に出来るようにしよう。」という気持ちになる。学校のテストなどで、私はいつも簡単なミスをしてしまう。そのミスがなければもっと良い点数が取れたと思うととても悔しい。だから、次は簡単なミスを絶対しないようにしたいと思う気持ちになる。自分のなかで、色んなことをすることで新しい目標がたくさん出来たり、悔しさがバネになり、自分の中でステップを踏むことが出来る。
 この二つのことからも、自分の存在を表せている。自分の存在を表すやり方などは人それぞれ違っている。一人一人存在があることで、自分の人生をいうもの出来ていく。自分が存在していなければ、人生は出来ていかないのだ。生まれもっている存在だけではなく、もっと世の中に自分の存在を広げていくことで、自分の存在を認めてくれる人が増えていくのだ。私も、自分の存在をもっとたくさんの人達に認めてもらいたい。

   講評   kako

 こんにちは、ブーちゃん。今月もよく頑張りましたね。今月は項目が以前と変わったので、少しとまどったかもしれませんが、一生懸命考えて書いてきたと思います。ゴールデンウィークはゆっくり休んで、また、頑張っていきましょうね!


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)