低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日1990 今日997 合計46686
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   緑の大切さ   ともっち

 今、美しく維持されている里山は、必要なてまひまをすべて山里の人びとの善意に負っている。たまに訪れる私のようなハイカーが里山を楽しむとき、山里の人びとの善意にただあまえているだけだ。シカやタヌキにはこの道路標識は読めまない。人間の側の注意と配慮がもっと必要だ。野生動物たちにとっていちばんいいのは緑のコリドー(回廊)だ。野生動物の体をかくしてくれる緑の廊下だ。緑のコリドーとは人間が立ち入らないことにする。野生動物たちは安心して緑のコリドーを伝わって移動できる。工事費が多少高くついても、道路の一部を地面より下のトンネルなどにして緑のコリドーをつくるくふうが必要だろう。(要約)
 私はいつも学校に通うのに電車を使っている。もちろん学校に行く時間は通勤ラッシュの真っ最中である。「本当に入るのか。」という程の人数が入り、身動きがとれない程、人が車内に押し込まれる。そんな地獄のような通学をした後、私がいつも見るものは、大阪城の桜だ。私の学校は、大阪城の向かいにある。大阪城は、周りに公園があって、多くの木が植えられている。その中で今一番きれいに咲いているのが桜だ。今は少し散ってしまっているが、桜が満開の時は、公園内の道は桜吹雪でとてもきれいだったし、私も桜が大好きで中学校の頃も桜ばかり見ていたから、疲れて歩いている時にその桜を見ると、とても癒される。緑は、私にとって、慣れない環境の中での唯一変わらない、見ていてすごく安心できる大切なものだ。
そんな緑は今、人間の手によって、どんどん破壊されているが、緑が減ると、人間にはどんな影響があるだろうか。私はその影響は三つある。まず一つめは、現実的な影響だ。植物というものは、二酸化炭素を取り込み、酸素を排出してくれる。つまり、植物がないと今問題になっている地球温暖化も解決しないし、何より私たちが生きる上で必要不可欠な酸素がなくなってしまうのだ。そして、二つ目の影響は精神的なものだ。前にも述べたように、私は緑を見れば、安心することができる。多分それはどんな人も同じだと思う。そうでなければ花見をしたり、山登りをしたり、緑に対して愛着がわいたり感動したりしないとはずだ。だから緑がなくなってしまえば、人間は精神的にも余裕がなくなってしまうと考える事ができる。最後の三つ目は、動物としての影響だ。人間も森の中に住んでいるサルやシカなどと一緒の動物である。だから、動物たちが自然を無くして困っていることは人間にも言えるのではないだろうか。人間は考える力があるし、行動力もある。しかし、食べ物や水がなければ生きていけないのはどの動物も同じである。だから、他の動物と同じだけの影響が人間にあったとしてもおかしくない。
このように、緑を守ることは、「動物のため」などと言っているが、本当は人間が一番なかったら困るのではないだろうか。だから、緑を守ることに、守って「あげる」などというのは間違っている。すぐ人間は楽な方に流されて、目の前の便利しか見ることができない。いい例がエコ運動などの一環でやっているビニール袋を少しでも無くすためのマイバックを持ってくる方法だ。マイバッグを持っていけばポイントが加算され、集めると割引になったりする。数年前からこの制度を取り入れているスーパーなどを私はよく見かけるようになったが、あまりマイバッグを持っていっている人はいない。「めんどう」という気持ちがつい、ビニール袋を使ってしまうのだ。でも結局は自然を守るためにやっている制度なので、実行が伴わなければ最終的には何倍にもなって人間を苦しめることになるだろう。もう今の時代、優先されるのは便利さより緑なのだ。緑を増やすということが理想では終わらなくなってきた今、私はいつまでも大好きな桜が見れるような世界にしたい。

   講評   nara

 慣れない学校生活の疲れも、連休でリフレッシュできたかな? 環境問題については、京都議定書の履行が難しいと発表した国が出てきたり、話題に事欠かないね。新聞の読者投書欄なども参考にしながら、自分だったらどうするか・何ができるかを具体的に考えていくことが大切だ。5月も楽しく進めていこう!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)