国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   我が家の節分   クローバー

「おには〜外〜。おには〜外〜ふくは〜内。ふくは〜内。」節分には毎年みんなで豆まきをする。学校では鬼のお面を作って黒板にはり、それに向かって思いっきり豆をなげる。家では、一応私の作ったお面を父がかぶるが、父に向かっては豆を投げず、リビングから順番にお豆をまいて最後は玄関にまくのだ。
 豆まきを家でするときに必ず覚えておかなくてはいけないことがある。それは、家の中にまいた豆の数だ。後で部屋のすみっこからまるで砂のように粉々につぶれたお豆が出てくると大変だからだ。まくお豆はひとつかみ三つまでと決められてしまう。私が、
「やだ〜。もっとまきた〜い。」
というと、母は、
「じゃあ、自分のお部屋にどうぞ。」
という。だから、節分の後、私の部屋は豆だらけになる。結局母がすぐにお片づけをしてくれて私は「えへへ」と笑うのだ。もちろん、豆をまいた後は家族三人でテーブルに集まってお豆を食べる。私はいつも
「ちゃんと年の数分食べなきゃだめだよ。」
というが、たいてい父と母は、一の位と十の位を足した数とか、一の位だけの数とかを食べている。私はお豆が大好きだから、いつも年の数よりたくさん食べてしまう。それに学校でもお弁当の時間にお豆が配られるから、節分の日は大豆をすごくたくさん食べることになるのだ。
 私の大好きな行事、節分について調べてみた。節分は「季節を分ける」ことを意味する。立春の前日だ。昔は立春が一年の始まりだったので、節分は大晦日に当たった。また、節分は「寒(冬)」最後の日だった。豆まきは、豆をまいた後、まかれた豆を自分の年の数のひとつ多く食べると体が丈夫になり、風邪をひかないという習わしがあるといわれている。恵方まきは、節分に食べると縁起がよいとされるまき寿司だ。「恵方寿司」とも呼ばれている。節分の夜にその年の恵方に向かって目を見て一言もしゃべらずに、願い事を浮かべながら太巻きを丸かじり、丸かぶりするのが習わしとされている。ちなみに今年の恵方は西南西だそうだ。我が家では毎年恵方まきは食べないが、今年は食べてみたい。 節分は、季節の変わり目の、とても大事な行事だと分かった。立春のことを「寒明け」というけれど、まだまだ寒い日が続いている。明日は節分。鬼を追い払い、福を呼び寄せて健康で楽しい生活がおくれるようにしたい。「笑うかどには福きたる。」

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   講評   hoemi

《構成》 書き出し、結びともにうまく工夫することができましたね。とくに結びの工夫が素晴らしい!
《題材》 節分について詳しく調べることができましたね。節分の由来や意味、人々にとって節分とはどんなものだったのかを知るのと知らないのとでは大きな違いがありますね。今年の節分はいつもとはちがう気持ちで迎えられたことでしょう。
《表現》 たとえがうまいですね。「まるで砂のように粉々につぶれたお豆」を掃除するのは大変そうね…我が家はやんちゃ盛りの3兄弟がいるので数を決めておかないと、それはそれは恐ろしい状況になってしまうのです(今年は「ふくは〜うち!」と言ったら口の中に入れる、ということにしました^^;)ことわざの引用も良かったですよ。
《主題》 昔の人は四季折々の行事をとても大切にしていたのですね。節分に寄せた昔の人々の思いを、私達も感じながら節分を過ごしたいものですね♪

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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