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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生き物の大切さ   かふた

 チョウチンアンコウには、上唇のすぐ上に背びれから変わったイリシウムと呼ばれるただ1本のアンテナがある。イリシウムの先端には、エスカという丸いふくらみがあり、この部分が発光するのでチョウチンアンコウの名がある。深海魚が水族館で飼えないのは、それが深海に棲んでいるという事実よりも、深海に棲んでいるために皮膚や内臓が傷つきやすい、体がもろくてこわれやすい、環境の変化に弱いという理由の方が大きいようだ。水族館では、傷つき弱って入ってきた魚の健康を回復させることがほとんどできないので、そこが一番弱い。それでも、いつかは発光魚を含む深海生物が水族館で生きているのを見たいと思うのである。(要約)
 私の学校ではメダカを飼っている。隅っこで飼っているので、全然存在感がない。私は理科係なのだが、いつの間にかタニシの卵が入っており、苔がいっぱいで汚いのにもかかわらず、掃除ができないのである。タニシは実際、生まれた者もいたが、2匹死んだ。それを今日学校でとった。タニシをとっている時、1人から
「そうタニシをとっているけど、実際メダカのえさやっとうとー!」
と生意気な口を叩かれた。私たちは
「餌ちゃんとやっとうよ!」
と言い返した。そのあと私は静かに言った。
「なーにも分かっとらんくせに…」
タニシを見ているととても気持ち悪い。水の中に住んでいるナメクジみたいである。むにゅむにゅしているのだ。(似た話)
 私は家で井守を飼っている。飼い始めたのは私が2年生ぐらいの時だ。井守をくれた人は言った。
「頑張れば60年生きるよ。」
と。でも、私は思った。よくそこまで生きたなと。最初は1日1かいやっていたが、全然食べないので、3日に1回になり、その次は、1週間に1回になり、今では、1カ月に1回となった。以前、沖縄に行った時、井守の研究をしているところがあり、たくさんの井守がいたが、うちのイモリの方が明らかにガリガリでやせていた。それでも、生きているからすごいなと思った。私たちだったら1日に1回でもべなかったら、お腹がすくのに・・・。(似た話)
 私はこの作文を書いて生き物をもうちょっと大切にした方がいいなと分かった。(分かったこと)

   講評   taimu

 こんにちは。今、読んでいる本はヨースタイン・ゴルデルの小説ですね。言葉の森の長文にも登場しますよ(^^)。

<構成>大変上手な要約です。筆者の主張したいことをよくとらえているね。

<表現>タニシを「水の中に住んでいるナメクジみたい」とたとえることができました。タニシを知らない人でも、このたとえならどんな生物なのか想像することができるね。

<題材>「自然界で生きていたものを人間の手で育てることは難しい話」として、今、お世話をしているメダカや井守についてとりあげることができました。会話やたとえを用いながら、メダカやイモリの今の状態をうまく説明できているね。餌やりだけでなく、温度調整・お掃除など、お世話をするということは、やるべきことがたくさんありますね。自然のなかで生きていたものを人間の手によって育てるということは簡単なことではないことがわかります。

<主題>今、お世話している生き物をとおして「わかったこと」をまとめることができました。長文の内容とも関連させて、「人間」「自然界」「環境」という言葉をつかってまとめてみると、さらにまとまりがよくなるでしょう。つかえそうなことわざは「やはり野におけ蓮華草」あたりかな。

●生まれた者も→生まれたのも(者は人をさしてつかう言葉)
●最初は1日1かいやっていたが→「餌を」をどこかに入れておこう
●1回でもべなかったら→1回でも食べなかったら


                

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