国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
親の躾 かりる
本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況からでてくるかというと、それも、その人の素質によるものだと思います。たとえ小さなことでも、自分がどういう立場にいるからということを、早くから家庭の躾や、親の愛情で、それを感じさせるということも可能だと思います。親対子の愛情は古典的、本能的なものですから、経済的に貧しくても、暖かい家族的な愛情のある家というのは幸福です。そこからいい人間性が育ちます。ちゃんとした人物が出てくるのではないのでしょうか。子供の成長には家庭での愛情ある躾が必要だ。
第一の理由は子供は親からの愛情ある根気よい躾によって善悪を判断する力を身につけるからだ。例えば、電車の中で席を譲ったりする。この行為でも親から受けていた躾がわかるのではないだろうか。ここで席を譲る人はとても愛情がこもった躾をされているんだと思う。しかし躾を十分に親から受けていない人は、譲ろうとしないだろう。他にも、電車内で大きな声でしゃべったり、電話したり、音楽を大音量で聞いたりと多数ある。これは親から受けた愛情ある躾をどれだけ受けているか。それがこういう公共の場でのマナーを左右する。
第二の理由は親から愛情を受けなかつた人は、他の人からも愛情を受けないからだ。
確かに子供には、それぞれ生まれながら、持っている素質というものがあるだろう。しかし「ロバが旅に出て、馬になって帰ってくるわけではない」という言葉のように、親の躾がなければ立派に成長できない。躾というものは、正しいことを教えるだけでなく、その子がどれだけ愛情が注がれているか、わかるものでもある。しかし、躾というものは教えるだけでなく自然とそうなって行くのがよいのではないだろうか。親が自然と正しいことをやっていれば、時間はかかってもそのやり方のほうが、確実に子は親のまねをする。そういう自然のしつけも大事なのではないだろうか。
講評 kanera
ヨロシクオネガイシマス(ツ _ _)ツ))
【構成・題材・表現・主題】…
第二段落の「例えば,…」からの流れが小気味いいですね。非常に豊かに書けています。清書で第三段落を大きくするというのもいい課題になるよ。「データ実例」にとらわれずに何か社会で問題になっていることを新聞やニュースのなかに探してみるといいでしょう。最後の段落も豊かに書いてくれました。かなりいい意見を考えてくれました。小学生のころからいつもキラッと光る意見を書いてくれてるねぇ。それはそうと,電話でのちょっとした喋り方がなおき君とお母さんとで似てるときがあるよ〜♪
【字数・内容・表記】…
要約の段落が敬体表記になっています。「しつけ」と「躾」の表記が混在しています。
肩もんでぇ
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |