低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日1990 今日661 合計46350
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   大切な「人間的愛情」   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。
 
 本質的な問題に、どんな点から気づくのかというのは、その人の素質によるものだと思われる。小さな家庭生活や、子供社会の体験から、本能的なわがままな感情と、一方では、経験的にどうすればいいのかという理性というものが、幼いときから生まれてくるのだ。家庭の躾のようなものからでも、木率を教えるために、厳しい指導をする。よく教育問題で、これからの学校教育の進路や個性化が文部省の教育審議会などで云々される。子供の人間形成の大事な点は、人間的な愛情だ。親対子の愛情は古典的、本能的なものですから、経済的に貧しくても、暖かい家族的愛情のある家というのは幸福である。だから、私は子供の成長には人間的愛情が必要であると思う。
 まず、第一に安心できる場所で躾をすると子供はより良く成長できるからだ。安心というものがあってからこそ、自然に物事を学習したり、記憶したりすることができるのだと思う。悪い躾の例だと考えられるのは、「勉強やりなさい!」「勉強終わったの?今日の分までしっかりやりなさい!」と強制的に勉強をされるタイプだ。無理に勉強すると、頭に入らないし、分からないところは答案を見て学習にならなくなってしまうことが多い。私の周りの友達も、宿題範囲の部分をやっておらず、答案を見ながらやっていることがある。私は、自分の苦手や得意なものを見つけだし、ほとんどをどんどん克服していくのがいいと思うのだ。私の友達のようにドリルをそのまま答案通りにやると、テストや実際にその能力を使用するとき、思うように頭が働かない。常に学年トップの友達によると、毎日絶対勉強はして、自分の苦手部分だけを修復して学習しているという。私も、その話を聞いてから苦手部分を重視して学習を進めている。やはり「勉強しなさい!」「ああしなさい!」ではなく、自らが学習に専念するような環境「安心できる場所」が必要なのであると考えた。
 また、理由は第二に愛情を受けずに成長するのは安心感が生まれないからだ。データによると十代女性のストレス解消法は一位がカラオケの16.4パーセントである。次に、十代男性のストレス解消法は一位が同じカラオケの15.3パーセントだった。ここから、愛情を収受せずに不満がたまり、ストレスとなると思いっきり嫌なことを発散したくなる年頃なのだろう。受験勉強やテスト勉強・・・様々な試験があり、それをこなさなければならない十代。それなりに十代のストレスというものが溜まるのだろう。私も、テスト勉強をし、テストが終わると友達と遊んだりして、ストレス発散をしている。
 確かに、現代の親子はすれ違いが多い。お互い当たりあってしまうような時期でもある。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言がある。このように、テストや試験でいい点数を取るだけではなく、勉強への熱心な心向けが知識を豊富にしていくのだと思う。だから私は、子供の成長には人間的愛情が必要であると思う。

   講評   yuta

◆工夫して要約しましたね(^^)v 是非の主題は『子供の成長には人間的愛情が必要である』という意見。
◆理由1『安心できる場所で躾をすると子供はより良く成長できるからだ』。“悪い躾の例だと考えられるのは、「勉強やりなさい!」「勉強終わったの?今日の分までしっかりやりなさい!」と強制的に勉強をさせるタイプ”というのは、耳が痛いお母さん多いのではないかな(^^;)。“自らが学習に専念するような環境「安心できる場所」”。本当の学習はそこから出発するのですね。
◆理由2『愛情を受けずに成長するのは安心感が生まれないからだ』。データは『十代男女のストレス解消法』。十代はストレスを多く受けがちな年頃です。親の愛情が根底にあれば、ストレスとの闘いも軽いものになるでしょう。
◆『確かに、現代の親子はすれ違いが多い。お互い当たりあってしまうような時期でもある』しかし「知識がはしごを……」という名言があるように……いい点数を取っても、愛情を知らなかったら、その子は幸せではありませんね。
       
▼木率→規律
▼強制的に勉強をされる→強制的に勉強をさせる

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)