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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行間や余白とは   イチロー

 新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。どちらかといえば私は、行間と余白の読み手であるかも知れない。それでは、あなたが時々執筆する文化欄・学芸欄の類は何であるかと問われると、言うまでもなくそれは縁日に立つ見世物、そのある程度集約されたものとしてのサーカスのようなものであると答える事が出来るだろう。縁日であるから、やはりそこには、日常生活の時間の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があった方が良い。演劇、音楽、催し、日知についてなど、こうした、自分が知っているから隠れた意味が明らかになるといった事実は、なるべく宝探しのように、それらしくない所に置いてあった方が良い。それこそが、縁日の中の縁日としてカーバル的活力を新聞に吹き込むきっかけを与えるのかもしれない。「行間や余白といったものにもっと目を向けるべきだ。
第一の理由は、行間や余白の様に一見役にたたない者が重要な役は割りを果たしていることがあるからだ。僕の学校の国語の先生は、よく授業中に話が脱線する。先生の彼女の話や日常生活で体験した話などの授業には全く関係のない話をする。一見役に立たない事に思えるが個のお陰でみんなの頭の回転が良くなり授業の内容がより理解できるようになっている。このように雑談を入れながら話した方がしっかりと内容を理解する事が出来る。
第二の理由は、行間や余白というものがなかったら疲れてしまうからだ。データによると、男性、女性ともに、収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶかという問いに対し、時間短縮を選ぶ割合の方が高くなっている。休み時間があるように、労働時間も短い方が集中して仕事ができるのかと思う。
確かに、中身が充実していることは大切だ。しかし、雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。という名言もあるように、行間や余白の存在を侮る事は出来ないと思う。雑談なども入れたほうがいいと思う。

   講評   sarada

 第一の理由に続いて、【体験実例】をしっかり見つけられています。ここで、先生の脱線の話をひとつ具体的に紹介すると、意見文の内容が深くなりますね。また、字数もふえていきます。こんな話をしてくれて、聞いていたぼくたちは、とても気分転換ができ、授業に集中できた、というような展開をしていくといいね。一見無駄に思える時間でも、実は効率を上げるためにも必要だったりするからね。

 三段落には、じょうずに【データ】を引用しました。【データ】はある程度、こじつけて利用する練習でもあります。自分でどう引用していくかが、腕の見せ所だね。

 イチロー君には、行間や余白の意味を読み取れる、粋な人間になってほしいな! 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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