対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   井の中の蛙大海知らず   かふた

 島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。島では大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなる。島に隔離された動物に見られる、体のサイズの変化が「島の法則」と呼ばれる。島の法則は人間にも当てはまる。しばらくアメリカの大学で過ごす機会を得た。教授陣の中にはおそれいるばかりの偉人がいて、これでは太刀打ちできないと、すっかり思い知らされたが、大学の外に出ると、あきれるほど対応がのろいし不適切。一般の日本人の有能さに、いまさら気づかされた。(要約)
私は、今塾に通っている。習い始めたのは、1年の最後くらいだった。その時はただ単に習い始めたのだった。今は、西南中目指して頑張っている!私は1年から3年まで成績など全然気にしていなかった3年から塾はSとSSに分かれた。Sは受験しないコースで、SSは受験するコースだ。いちおSSになったのだが、成績はどうでもよかった。しかし、4年になると、先生がいろいろ力を入れてきたので、成績を意識するようになった。5年は後期に歴史が入ってきた。今は塾では、6年となった。この前の月曜日(2月15日)から、第2回目が始まった。クラスも増えた。Sは受験しないコースだけであってわかれなかった。SSだけ、クラスが分かれたのだ。SS府中とSSとSSSだ。SS府中は進めるのは進めるがあんまり頑張らないコース、SSは受験はするが、成績があんまりというクラス、SSSは1番成績がいいクラスである。私はSSSに入った。だからけっこういい方だ。塾ではSSSの全員と1位争いをしていて、とくにライバル意識が強いのは、Tさんという私と多分塾で1番仲がいい友達だ。私はテストで失敗したときは3位とか6位に落ちたが、それは1回しかなく、だいたいは1位と2位である。しかし、その塾全校で比べてみると1番最高だったのが4位ぐらいで、だいたい15位とかになってしまうので、やっぱり駄目だなと思った。(似た話)
 私は「井の中の蛙大海知らず」という言葉について調べてみた。するとこういう物語が残っていた。ある古井戸に一匹の蛙が住んでいた。蛙が井戸のそばで遊んでいると、一匹の海がめに出会った。蛙は得意げに海がめに言った。
「僕が住んでいるこの井戸は楽しいとこだよ。井戸の縁からジャンプして遊ぶんだ。ひとしきり遊んで疲れたら井戸の中の壁の窪みで休めばいい。鼻だけ出して、水にぷかーと浮かんでいるのも悪くないね。やわらかい泥の中を散歩するのなんて、ほんと最高だね。他の、蛙やオタマジャクシは僕にはかなわない。なんてたってここは僕の井戸なんだから、自由自在なんだ。君もいつでも遊びに来てよ。」
ところが、海がめが井戸に左足を突っ込んだだけで、もう右足はつかえて入らない。彼はためらって後ずさりすると、海について蛙に語った。
「海はどこまでも広くて、どこまでも深い。昔禹王の頃、10年間に9年もの間、大雨が降りつづいたけど、海の水はほとんど増えなかった。それから後湯王の頃、8年間のうち7年間もひでりが続いたけど、海の水はちっとも減らなかった。海に住むのはほんとに楽しいよ。」
蛙はびっくりして、口もきけなかった。このことわざの意味は狭い世界に閉じこもっているものには、広い視野や考え方はできないという意味なので、なるほどなと思った。(似た話)
私は、自分も井の中の蛙と同じで、広い視野や考え方はできないということがこの作文を書いて分かった。(分かったこと)まさに井の中の蛙である。(ことわざ)

   講評   taimu

 こんにちは。むずかしい長文が続いていますが、毎週よくがんばっていますね。

<構成>島にすむ動物と、大陸にすむ動物の体の大きさがちがうこと、そしてそれは人間にもあてはまるという部分をうまくつなげることができました。

<題材・表現>「井の中の蛙大海をしらず」という、今回の長文に適切なことわざをとりあげ、その意味をくわしく説明することができました。「狭い世界に閉じこもっているものには……」の部分は、長文の内容にうまくつなげることができそうだね。

<主題>長文の内容や調べた話から気づいたことを「わかった」を用いてまとめることができました。「自分も井の中の蛙と同じで、(小さな集団の中だけで満足していたのでは)広い視野や考え方はできないということが……」と、( )のような説明を加えておくとわかりやすいでしょう。<わかったこと>のあと、これからさくらんぼちゃんは、どのようにいきていきたいかという<未来への展望>を書いておわると、さらにまとまりがよくなるよ。

                 

●いちお→いちおう
●Tさんという私と……→Tさん私だが、私たちは塾で一番仲の良い友達でもある。

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