低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
私が本当に「日本」を身をもって ウルトラマン
現代の日本は欧米文化にばかり目を向けているが、欧米文化自体が行き詰まりを自覚しつつある。現代の日本文化と縄文を基点とする日本文化の両方きわどいバランスを取りながら進んでいきたい。
周りに惑わされることなく、自分の信じた道を進んでいくことは大切だ。例えば、大げさに言うと人生の分かれ道といえる中学卒業後の進路の選択がある。自分の将来は自分で決めなければいけない。だから、友達と一緒の高校に進学しても、絶対にその先の人生はうまくいかないだろう。
周りの人に振り回されずに、しっかりと自分の意志を貫くことが大切である。
しかし、周りの人の意見を取り入れることも大切だ。以前、僕が歴史の出来事の年号を暗記しようとしていたときに、塾の先生が「声に出して何回か読むと暗記しやすくなるよ。」とアドバイスをくれた。そのアドバイスどうりに勉強してみると、実際に暗記がしやすくなったのだ。また、昔話の桃太郎でも、おばあさんに勧められたとおり、桃太郎がきび団子を持って鬼征伐に向かわなければ、三匹のおともは得られず、鬼征伐は成功していなかっただろう。このように、他人のアドバイスが重要な場合もある。
確かに、自分の信じた道を歩むことも、周りの意見を取り入れることもどちらも大切だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という名言があるように、一番大切なのは、目標を達成しようとする熱意である。
講評 hira
長文の話題を、自分のこれからに結びつけて考えることが出来たね。たんなる読解に終わらない、作文の良さを感じさせる内容だったよ。
■第一段落 要約
筆者の言いたいことが簡潔にまとめられた。この長文の作者、岡本太郎さん知っているかな? 大阪万博公園の太陽の塔、青山こどもの城でも作品が見られます。確かに縄文土器のようなうねるような情熱を感じさせる作品ですよ。
■第二段落 複数の意見一 体験実例
自分で自分の個性や希望にあった道を選ぶ、まさにウルトラマン君にとってタイムリーな話題でしたね。「友達と一緒に」と仮定して考えたところは意見が明確に出来ていい。でも、人の選ぶ道が隣の芝生ではないけれど、青く見えることはないかな? その辺の葛藤もあれば入れながらまとめると更に意見が明確に出来ると思ったよ。
■第三段落 複数の意見二 昔話実例・長文実例
これはぴったりの実例だね。昔話もその通りだ。吸収する時期だからこそ、先入観を持たずにアドバイスを試してみることは大事だよね。
■第四段落 総合化の主題 名言の引用
自分の目的のために、意志を貫き助言を活かしていくべきなのでしょうね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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