国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1312 今日1410 合計37659
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   縄文土器論を   ムーン

縄文土器論を筆者は、美学的な問題やただの文化論として書いたわけではない。つまりこれから日本人がどういう人間像を取り戻すべきかということのポジティブ(積極的)な提言であり、またあまりにも形式的で惰性的な日本観に、激しく「ノー」を発言したのだ。いわゆる日本的と考えられている弥生式以来の農耕文化の伝統、近世からのワビ、サビ、シブミの平板で陰湿なパターンに対して、太太と明朗で強烈な、根源的感動をぶつける。西欧文化の系列と全く反対の出発点に立った、縄文文化とか、マヤ、インカ、北米インディアン…一つながりの通じ合い。この魂の風土ともいうべきものを見きわめあい、再発見、再獲得し、ひらいて行くことが大事なのではないか。だから私は、理想と現実のバランスをとることの大切さが必要だと思う。
そのための方法は、まず第一に、周りに惑わされることなく、自分の信じた道を進んでいくことは大切だ。私も、高校生のときに、周りが渋谷などの町の話題を中心に盛り上がっていたのに、私は、新宿などの街の話題に興味があった。
第二に、周りの人の意見を取り入れることも大切だ。昔話の桃太郎でも、桃太郎はおばあさんに勧められたとおりきび団子を持って鬼征伐に向かった。このとききび団子がなかったら鬼征伐は成功しなかっただろう。
確かに自分の信じた道を進むことも、周りの意見を取り入れることもどちらも大事だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、いちばん大切なのは目標を達成しようとする熱意だ。

   講評   yuta

◆要約は、上手くまとめられています。要約ではなく、自分が体験したり知っていたりすることを書く状況説明にするとさらに良いでしょう。
◆【意見A】『周りに惑わされることなく、自分の信じた道を進んでいくことは大切だ』。方法ではなく、意見として書きましょう。ムーン君が興味を持った新宿は、どういうところがよかったのかな。渋谷との違いを比較して書くと、面白くなりそうです。
◆【意見B】『周りの人の意見を取り入れることも大切だ』。そういえば桃太郎って、鬼退治に出かけたのは自分の意志だったけれど、あの勇ましい服装なんかは、おじいさんおばあさんが用意してくれたのでしょうね。そして、きび団子。おばあさんの言うとおりにして大正解。年長者の意見を聞くことは大切ですね。
◆確かにAもBも大切。しかし「知識がはしごを……」という名言があるように『いちばん大切なのは目標を達成しようとする熱意だ』。第一段落に書いた『理想と現実のバランスをとること』とずれてしまったので、統一するか、はじめの意見をカットするかしましょう。
       

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)