創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   正確な言葉   なまず大使

  コトバの共通了解について、深く考えたのは、スイスの言語学者のソシュールである。ソシュールは、イヌのことをイヌと呼ぶのには理由はない。イヌでもイポでも良かったのだ。そのことを恣意性という。ソシュールは実体があるからコトバがあるのではなく、コトバがつけられるからその実体があるかのように見えてくると主張した。科学はパターンが人によって異なるのはあまりありがたくない。そこで、パターン固定しようという努力をすることになる。私は、言葉を正確に使うのは大切だと思う。(構成図)(要約)(是非の主題)
 第一の理由に、曖昧な言葉では誤解を招くからだ。例えば、違うことを言いたいのに、相手がうまく理解してくれなかったり、逆に怒らせてしまったりすることがある。それは、発言者にはかなりの損である。そして、解決できなければ聞いている側も損である。私も、そういう誤解を招いたことがあったり、また、見たりしてきた。私は一度、こんな誤解を招いたことがある。学校からテスト返却されて、
「理科のテスト50点だった。」
と言ったら、母に怒られそうになった。しかし、50点満天のテストだと知った母は、びっくりした顔をいつもの顔に戻した。私は、先に50点満点と言えばよかったと反省した。学校の小テストなどでも何点中か言わないと、はっきり理解してくれないのである。ちょっとしたあいまいな発言が、まるで、相手の悪口を言ったようになってしまうこともあるのだ。私は、そういう経験もあって、曖昧な発言は良くないなぁと思った。(複数の理由)
 第二の理由に、はっきりした言葉を話せない人は人間としてあまり良くないからだ。言葉は、相手に物事を使う手段である。そういった手段を上手に使いこなせない人は、相手に物事が伝わりにくく、また、その人は周りから良い目で見られないのだ。言葉でトラブルが発生しやすいのは、メールや電話である。それらを含めている携帯電話が一番言葉でのトラブルが発生しやすいものである。メールでは、漢字を使わずに書いたり、突然話が変わったりすると誤解を招く。電話では、発音などで誤解を招く。2004年の読売新聞のデーターによると、「電子メール、携帯メールの方が気持ちを伝えやすいか」で「はい」は28%「いいえ」が64%である。こういったデーターから分かることは、メールは互いの気持ちを正しく交換しやすいものではないということである。両者の気持ちが正しく交換できないというのは悪いことだ。誰でも、心に思っていることを正確に伝えたいと思う筈である。つまり、メールでは上手に物事を伝える手段としてあまり適していないということだ。私は、大切なことはなるべくあって話すようにしたいと思った。(データー実例)
 確かに、時には、曖昧な表現も必要である。しかし、「大切なのは、早さではない正確さだ」という名言の通り、正確さが大切なのだ。人間としての常識として、はっきりとした言葉を話すことは重要なことである。そして、メールなどの様々な情報を伝えるものの短所や長所。それを知ることで、私は、言葉への関心や意欲が高まった。だから、言葉を正確に使うことは大切であるのだと思う。今日、家で正確な言葉を使う努力をした。正確な言葉は物事が伝わりやすくていいなぁと思いながら、ご飯を食べた。(名言の引用)(反対意見への理解)(是非の主題)

   講評   kaki

【1段落目】
「私は、言葉を正確に使うのは大切だと思う」と自分の意見が書けました。
【2段落目】
「曖昧な言葉では誤解を招くからだ」という理由に対しての体験談が、とてもわかりやすくていいね。お母さんとの具体的なやりとりを入れることによって、読み手に、そのときの状況がしっかりと伝わります。
【3段落目】
相手に物事を正確に伝えられなかったときのマイナス面について書けました。とてもいい事例です。データ実例の入れ方も上手です。
ただ「はっきりした言葉を話せない人は人間としてあまり良くないからだ」という表現が、少々きつく聞こえるので、「はっきりした言葉を話せない人は、仕事や生活面で損をすることがあるからだ」としてみたらどうかな?
【4段落目】
「人間としての常識として、はっきりとした言葉を話すことは重要なことである」と、自分の意見を言葉を変えて書けたね。
今回の感想文をきっかけに、言葉への関心や意欲が高まったのは、非常にうれしいことです。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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