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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行間と余白の役割   みかん

新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。そうかと思うと、朝手洗い新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。たいていの場合、新聞が無名性の名において大衆を善導しようとして声高に説いている論述と、一人一人の新聞人が生きている現実のズレをそのまま出してくれるような紙面にあまりお目にかからないであろう。行間と余白には、少し違ったおもしろさがある。行間や余白にもっと目を向けるべきだ。
 その理由は第一に、行間や余白のように一見役に立たないものが重要な役割を果たし、おもしろさを出しているからだ。学校の授業を例にすると、授業を五十分間だらだらと受けるのではなく、雑談を交えながら、めりはりのある授業の方がすんなりと頭に入る。また、その雑談で聞いた話が、意外なところで役に立つということもある。私の数学の先生は雑談が多いが、授業がとても分かりやすい
。その雑談も数学に関するものだったりするので、自分の知識が豊富になったような気がする。
 第二に行間や余白のようなものがなかったら、疲れてしまうからだ。学校でも、休み時間があるからこそ授業に集中できるのだと思う。七時間続けて授業があると、集中できないどころか、途中で眠ってしまうかもしれない。また、日本人は、働きすぎだとよく言われるが、データによると、男性、女性ともに収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶかという問いに対し、労働時間短縮を選ぶ割合の方が高くなっている。
 確かに、行間や、余白をなくして、中身を充実させることは大切だ。しかし、「雑草とはまだその美点が発見されていない植物である。」という名言もあるように、行間や余白の存在を侮ることは出来ないと思う。行間や余白があるからこそ、中身が輝き、充実したものになるのではないだろうか。人間は、常に集中し、気を緩めずにいることは出来ない。どこかで休憩をとらなければ、充実して生きてはいけないのである。
       

   講評   mae

 頑張っていい清書が書けましたね。


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