国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   目標、達成への熱意   snow boy

 ある日、僕は上の博物館へ行って縄文文化に触れて衝撃を受けた。日本の根源をつきとめたと思った。無限に渦巻く、くりかえし、もどってくる。そのすごみ。それはいわゆる「日本風」とは全く正反対だ。編まれにも異質なので、それは誰もがこの国の伝統とは考えなかった。単に考古学的資料として扱われ、美術史から外されていた。現代の日本は欧米文化にばかり目を向けているが、欧米文化そのものが行き詰まりを自覚しつつある。現代の日本文化と縄文を基点とする日本文化の両方のきわどいバランスを取りながら進んでいきたい。

 周りに惑わされることなく、自分の信じた道を進んでいくことは大切だ。流行などがいいだろう。周りの意見などに流されず、自分の考えで決断し、行動する。ぼくは、これをあまり学校ではやらない。しかし、ぼくのアメリカの友達は人と同じことをやらないでどうやって普通の人と違う、誰も思いつかない面白いことをしようかといつも考えている。日本人はよく人のまねをするが、アメリカ人は人と違うことをしたいそうだ。ぼくもそうなりたい。

 しかし、周りの人の意見を取り入れる事も大切だ。昔話の桃太郎でも、桃太郎は、おばあさんに勧められたとおりキビ団子を持って鬼征伐に向かった。このキビダンゴがなかったら鬼征伐は成功しなかっただろう。

 確かに、自分の信じた道を進むことも、周りの意見を取り入れることもどちらも大事だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、一番大切なのは、目標を達成しようとする熱意だ。

   講評   kanera

【構成・題材・表現・主題】…
<構成○要約>のところでは,第一文から「ほぐ」の体験実例で書き始めてくれました。これはこれでとてもいいテクニックです。続く各文を「〜と考える人も多い」や「〜といわれている」などとするとワンランク上になりますよ。ちなみに,逆に要約を社会一般の状況説明に置き換えるというテクニックもあります。あと,要約の最後の文で主語が抜けています。<題材◎体験実例>も興味深い事例です。それから,最終段落では,主題の文を受けてさらに,「だからこそ,ぼくたち(私たちは)…すべきだ」などの将来的展望をするととても力強いメッセージを論理的に伝えることができます。政治家になれます。

【字数・内容・表記】…
「編まれにも異質なので」⇒あまりにも?

【かかった時間】…
50分。オッケ〜♪


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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