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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   環境が変化したら   のっち

チョウチンアンコウは、深海魚である。ある時、鎌倉の波打ち際で、一匹のチョウチンアンコウが、拾われた。拾った人は、珍しい魚だと思い、水族館に運んだ。そして、海水に戻したところ、元気になり、八日間生きた。八日しか生きないのかと思うかもしれないが、先ほども言った通りチョウチンアンコウは、深海魚だ。深海魚であるから、皮膚や内臓が傷つきやすく、体も普通の魚よりもろくなっている。そのため、住む環境が変化すると弱り、八日間しか、生きられなかったのだ。深海に住む魚はたくさんいるが、その魚たちは、水族館では飼えない。なぜかと言うと、水圧や、海水の違いが大きいためだ。
私は、金魚をペットとして飼っている。冬の間は、ヒーターで温度調節をして、モーターをまわして、水中に酸素をいれ、朝晩きちんとえさもやっている。私の金魚は、生活していく環境を整えているから、生きていける。しかし、どうだろう。私が、この金魚を、暑さ寒さの激しい川に放したらどうだろう。いろいろな、下水やごみに囲まれ、温度調節ができなくなり、えさも自力で見つけ出さないといけない。きっと、病気にかかり、暑さ寒さに苦しみ、餓えて、死んでしまうだろう。住む環境が変われば、生活も変わってしまうのだ。
私たちのまわりには、もともと日本にいる生き物と、外国からやってきた生き物がいる。ある時、自分が可愛がっていた外国の生き物が飼えなくなったらどうするか。きっと、自分の手では殺せずに、自然に返すか、施設に置くだろう。施設に置くのは、別とし、自然に返す人も少なくはないだろう。自然に返すのは、一見良いことのように思えるが、そうでもないのだ。その生き物の生息地にかえすのは、良いことなのだが、日本で生息しない生き物を日本の地にかえすことは、いけないことなのだ。どうゆうことなのだろうか。時々、川や池、湖に、【外来種、捨てないで!】というポスターを見るのも一度や二度ではない。ブラックバスやブルーギルの他にもあるが、この外来種たちを放してしまう人がいる。ほとんどが肉食なので、もともといた生物を食べてしまう恐れが出できて、生態系が壊れてしまう。だから、放しては、いけないのだ。
チョウチンアンコウが、深海でないと生きていけないのと同じく、金魚も、自然に放すと生きていけない。ブラックバスも放してしまうと、もともといた生物が生きていけなくなってしまう。このことすべてに当てはまる言葉は、『環境が変化すると生きていけなくなる。』だろう。生き物も、生きやすいように住む場所を変える。このごろ、イノシシやクマなどが、ひんぱんに都会に出てきているが、これも、すみかや、食料を求めているのだ。そのもともと住んでいた場所を奪ったのは誰か。そう、私たち人間だ。わたしたちも生活の豊かさを求めている。でも、もう少し生き物のことを、気づかわなければならない。環境が変わると自然も変わってしまう。だから、やはり野に置け蓮華草なのだ。

   講評   sumomo

 しっかりお清書ができましたね。


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