国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   進化論   すずめ

 島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。ゾウのように大型のものを比べると、島のものは大陸のものより、体が小さくなる傾向がある。ネズミやウサギのような小型のものを比べると、こちらは島のほうが大陸よりずっと大きい。動物に無理のない体のサイズがあるように、思想も人類に似合いのサイズがあるのではないか。
 「うわあ。キレイ」
私は今、世界で初めて世界遺産に登録された島にきている。ここには、ここにしかいない生き物がたくさんいる。そう、私はガラパゴス諸島に家族で旅行をしに行った。そこでは、ガラパゴスゾウガメ、イグアナ、アオアシカツオドリなどいろいろな動物を見た。この島にいる生き物は、長い長い年月をかけて環境によって進化していったのだそうだ。それはまるで島に住んでいる動物が環境によって小さくなっていったことと似ていると思う。例えばダーウインフインチという鳥は体全体が真っ黒い色をしていてとても地味だ。しかし、この地味な鳥の存在がかつてガラパゴスで何週間か研究をしたチャールズダーウインの心を動かし、「進化論」の証拠を示す重要な要因となったそうだ。この鳥は、十三種類もいて、一種類づつ食べる物によってくちばしの形や大きさがちがう。土のおくなどの虫やミミズなどを取って食べるダーウインフインチは土の中の物を楽に取れる様にくちばしが細長い。しかし、サボテンを食べるフインチはくちばしが頑丈で短い。
 私がわかったことは、世界の生き物はいろいろ進化していっているということだ。しかし、形や大きさは進化しているけれど、思想も進化しているのだろうか? 私はこの話を読んでもっと進化のことが知りたいと思った。だから、今からインターネットでそのことを調べることにした。

   講評   takeko

 3週目の作文をかなり書き直したね!
 ガラパゴス諸島に行ったなんていいなあ! すごいところに連れていってもらいましたね。この作文をもっとおもしろくするためには、自分で見た、ゾウガメ、イグアナ、カツオドリなどは、どこで見て、どんなようすで動いたり、生活していたか、そしてそれを見てどう感じたか、ということを書いてくださいね。
 体験実例を書くときは、「たしかにそこで見たんだな! 見た人にしかわからないことが書いてある!」と読んだ人が思うことがかんじんなのです。
 でも、この段落は、具体的な動物の名前も入れられ、よく調べられて、とてもいい段落になりました!
 それから、「思想も進化しているだろうか?」ということをまとめに入れたのはとてもいいですね。
 ただ、そのまとめを入れるためには、最初に書いてもらった作文の、「坂本竜馬」の例をはぶかないで入れてくれていたほうがいいよ! 突然この考えが出てきたみたいだからね。坂本竜馬の例は、「島」の人間である竜馬が、はたして、「島の法則」にあてはまる「小さい人間」なのか、それとも、人間は、島の法則にあてはまらないのか、ということを考える、ほんとうにいい例だったんだよ!
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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