国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人の意見から   いまの

 どちらかといえば、私は、行間と余白の読み手であるのかも知れない。論説記事は神社の神主さんの祝詞のような物であり、謹聴しなければならないときは黙っておとなしく聞くが、終わったらホッとする類の物であり、経済記事はおみくじの様な物、政治・社会面に至っては、小屋掛け芝居の世畝物で、読み手たる私はぶらぶら散歩して夜店をひやかす客のような存在である。やはり、宝探しのように、情報も、予想されないような背景の中に含められている方が、ユニークなメッセージを帯びる可能性が大きいといえるかも知れない。だから、あえて大胆なことを言わせてもらえば、一年に一回か二回は、新聞休刊の代わりに、公募して素人に編集をまかせる日とか、政治面、学芸、芸能、広告といった区別を全く取り去った日があってもいいはずではないかと思われる。<要約>私は新聞の記事を縁日のように散策して気楽な気持ちで読んでいくことはよいと思う。
 その理由は第一に、まじめに新聞のすべてを読んでいたら、大切なところに集中して読めないからだ。例えば、収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶかと聞いたところ、男女ともに時間の短縮のほうが多かった。まじめに長い時間働くよりも、短くても集中して働く方が良いという意見が多い。勉強も同じだ。私も、集中しないでだらだらやっているよりは、短いなかでも集中していっきにやったほうが良いと思う。
 第二の理由としては、気楽に読んでいく方が、自分の考えが育つからだ。まじめに読んでいると、書いた人の考えがすべて正しいと受け入れてしまう。気楽に読んでいく方が、ここはこうしたらいいのではないかという考えが生まれてくると思う。まるで、間違い探しなどで、本人よりもまわりの人が見つける方が早いように多少は客観的に、物事を見た方が良い考えも浮かんでくると私は思う。
 確かに新聞は読まなければそこから何も得られる物はないから専門家による記事に目を通しておくことが大切だという意見もある。しかし、「読書は人間を豊かにし、討議は人間を役立つようにし、文章を書くことは人間を正確にする。」という名言があるように、専門家の書いたこと、全てを鵜呑みにするのではなく自分が豊かになるように、一つの考え方として受け入れていく必要があると思う。だから私は、他人の意見は鵜呑みにしないで、考えるようにしていきたい。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 「お休み宿題」の意見文を遅れてもしっかりと送ってくれましたね。今回は「データ実例」にしっかりとちょう戦できました。文末は「〜というデータがある。」とできると説得力が増しそうですね。

 「要約」をバランスよくていねいにまとめられています。「是非の主題」を挙げた後に「理由一」では「まじめに新聞のすべてを読んでいたら、大切なところに集中して読めないからだ。」として「データ実例」を挙げながら短期集中することへの思いを書いてくれました。「理由二」では「気楽に読んでいく方が、自分の考えが育つからだ。」と、素直な理由を挙げてくれました。「まるで、間違い探しなどで、本人よりもまわりの人が見つける方が早いように多少は客観的に、物事を見た方が良い考えも浮かんでくると私は思う。」とたとえを入れながらいい「途中の感想」が書けました。もう少し「体験実例」を具体的にていねいに書けると字数も伸びてきますよ。第四段落では、「反対意見への理解」「名言の引用」「これからの結び」と、書けましたが、「是非の主題」がぬけていますので四つのステップをしっかりと入れていきましょうね! よく頑張っています。

 次は2月18日(木)に電話をします。「科学は記述から始まる(感)」を読んでの意見文の練習です。三百字の暗唱にチャレンジしてくださいね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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