国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1990 今日1568 合計47257
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   すべての行動は自分の意志から出てくる   のここ

 人間は、自分の信じた道を進んでいく時と、周りの意見を取り入れる時の両方がある。例えば、部活の時に自分が先輩たちから言われた練習法だけをおこなうのはなくて、自分で考えた練習法もやってみる。でも、自分だけでは出来ないこともあるから、先輩たちに聞いて練習するというのもよい。一番大切なことは、どちらもその目的を達成しようという熱意があるかということではないか。
 確かに、周りに惑わされることなく、自分の信じた道を進んでいくことは大切である。例えば、吹奏楽部で毎日のように基礎練習をやり、その後に曲の練習をやるのだが、ある日、僕は曲の練習をせずに続けて基礎練習をやっていた。それは、基礎が大切だからである。意外と基礎がしっかりと出来ていなければ、曲がどんなに上手くても通用しない。ただその曲が好きだというような理由で、その楽器が上手くなっているわけではないのである。
 しかし、周りの人の意見を取り入れるのも大切である。昔話に、聞き耳ずきんというお話があるが、おじいさんは子供たちにいじめられている子ぎつねを助けてあげて、子ぎつねの親からお礼として聞き耳ずきんをもらった。おじいさんが聞き耳ずきんをかぶってみると、にわとりやふくろうの言っていることがわかった。ふくろうは、長者の娘が病気になったのは桜の木が日陰に植えられているからだと話していた。それを聞いたおじいさんは、桜の木を日当たりの良い所に植えかえるように、長者に言った。すると娘の病気は治り、長者は村人たちに米を分けてあげたというお話である。とてもやさしいおじいさんがふくろうの言っていることを素直に聞いてあげたという良いお話である。それに、吹奏楽部の練習でも、先輩が後輩に曲や基礎を教えてあげて、後輩は厳しくても素直に聞いて、先輩が言っていたように練習をすると、やはり上手くなるものである。僕も中学一年生の時は、上手い先輩が何人もいて、毎日その先輩に教えてもらいながら、練習をしていったから、今は上手くなってきているのだと思っている。
 確かに、自分の信じた道を進むことも、周りの意見を取り入れることもどちらも大切ではあるが、一番大切なことは、知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだという名言があるように、目標を達成しようという熱意があるかどうかである。目標を持っていなければ、達成感は味わえないし、やる気も起きない。吹奏楽でいえば、今日は曲のここの部分をこのテンポで出来るようにするぞ、タンギングをこのテンポまでは出来るようにするぞという風に自分の中で目標を決めれば、だんだん知らず知らずのうちに出来るようになっていくはずである。それと、目標を決めてもそれを達成するまでの集中力が必要である。途中で疲れたからどうせ達成出来ないなという気持ちであってはならない。

   講評   iyo

 清書と読解問題、お疲れ様でした。試験中でたいへんでしたね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)