国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本当の豊かさを求めて   ゆりん

スーダンで煙草屋を見つけたとき、一度に沢山買えば簡単に儲かるので煙草屋も喜ぶと思った。しかしその考えはとても浅ましいものだった。一人の人が多く買ってしまうと、一服を楽しみにしている人の分が無くなってしまうので売れないといわれたのだ。それを聞いた私はとても良い気持ちになったのだった。煙草がなんの苦もなく買うことが可能な国では味あうことのできないことだ。だから私は、人と人とのコミュニケーションを大切にしながら生きたい。

そのための方法は第一に、実際に人と人とがコミュニケーションをとる機会を増やすことだ。話してみたり、行動を共にしたりしてわかることも沢山あるだろう。実際に交流してみて初めて相手のことを知ることが可能になるのだ。私は部活動に所属している。しかし、学年が違うとなかなか話すきっかけがない。そこで私の所属している部活では毎年、新入生が入るとすぐに春合宿をする。一緒に食事や寝床を共にすることで自然に会話も生まれて仲良くなるのだ。夜にこっそり部屋をぬけだしてお菓子を食べたりもした。普段では決して体験することの出来ないことを共にすることにより、後輩とも自然に話せるようになったし、先輩ともより深い関係が築けたと思う。このような機会がなかったらお互いのことを十分に知らないまま部活動に望んでいたのだろう。それは、とても残念なことであり、とてももったいないことだ。部活動にかかわらず他のことでもこのようなコミュニケーションをとることが可能な機会を設けることが大切だと思う。
またその方法は第二に、機械に頼らずに人同士のふれあいを重視していくことだ。なんでも機会に頼ってばかりいたら、物への有難みも薄れてしまう。機械だけで作られたものは温かみにも欠けるだろう。今日の日本では無農薬で作られた野菜など安全なものに注目するようになった。そのため、今では野菜に付いてるシールからどこの誰が、どのような方法で作ったかなどが人目で知ることができる。農作者がわかると、野菜が身近なものになり残さずに最後までおいしく頂こうと思えるようになる。このように人と人との触れ合いはとても大切だ。また、多くの物を発明したエジソンは機械的にばかり学業を教える教師に愛想が尽き学校を辞めてしまうが、そんなエジソンを温かく見守る母親の愛情により、怖気付くことなく発明を重ねていつしか世界的に誇る発明王にまでなった。エジソンが発明王になれたのは、母親の存在があったからだともいえる。
確かに、大量生産が主流の今、機械の流れ作業は効率も良くコストを抑えることも可能だ。今の豊かな日本があるのも近代社会がこのようなことに力を注いできたおかげだ。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、いくら機械化が進んで社会が豊かになっても思い入れがなかったら意味がないのだ。経済的にはとても豊かな日本だが、国民幸福度はとても低い。これでは何のために働いているのかわからない。私たちはこれから、本当の意味での豊かさを求めていかなくてはならないのではないか。そのためにも私は人と人とのコミュニケーションを大切にいていきたい。

   講評   tamon

要約の部分が筆者のことばのままになっているので、自分の中で一度かみくだいて、自分なりの意見として書くといいですね。

いよいよ高校生ですね。忙しくなりそうですが、今までどおり、作文もがんばりましょうね!


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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