国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の記念日   うずら

 記念日は過去の出来事を記念する日である。記念日には世界的なものや、ある国だけしか祝われないものや個人的なものがある。世界的な記念日の例はハロウィンやバレンタインという、昔は特定の国でしか祝われなかったものなどが世界的に祝われるようになったものがある。タイにはソンクラーンというタイの旧正月が四月にある。個人的なものでは誕生日や結婚記念日などがある。人によって、色々な記念日があり、色々な祝い方がある。他人にとったら、なんでもない日も、自分にとったらとても大切な日がある。私にもいくつかの記念日がある。 まず、私の誕生日がそのひとつだ。私の誕生日は○○月九日である。私はベルギーのブリュッセルの暗くて寒い冬に生まれた。私が生まれる前の日に、母は病院でお医者さんから、 「今日、生みましょう。」と言われた。すると、その夜中の二時、三時頃に陣痛が本当に来た。父は真夜中に車を一生懸命に走らせ、途中で迷いながらも、病院にたどり着いた。父は分娩室には入らなくていいと思っていたが、お医者さんに勧められ結局入るはめになった。父はいまだに、 「あれは騙された。」と繰り返して言っている。 私の名前は、私が生まれたあと、分娩台にいる母に向かって、父が 「○○にしとくで。」と言う一言で決まった。これが、○○○○の誕生であった。 私の家では、あまり盛大な誕生日祝いをしない。友達を家に呼んだりというのは小学校の時に一回あったぐらいだ。私の家では、誕生日には、ケーキはもちろんだが、かならず羊の肉を食べる。なぜか、母の誕生日のときも、父の誕生日のときも私の大好物の羊肉を食べるのだ。プレゼントを用意されていないことも時々ある。誕生日は自分が生まれたという大切な日だと同時に、色々と楽しみな日でもある。 私にはもう一つ大切な日がある。それは六月八日である。この日から私はタイに住み始めた。そして、その次の日の六月九日から私は今も通っているインターナショナルスクールのサマースクールに通い始めた。サマースクールとは夏休みの間にある授業である。英語が喋れない子達が英語を上達できるように簡単な授業と色々なアクティビティーをサマースクールではする。タイには七年も住んでいて、六月から八年目になる。私の人生の中で一番長く住んでいる場所である。実は、私は父とタイに一緒に行くか、日本に残るかと選択肢を与えられたとき、迷いもなしにタイに行くことに決めた。その理由が、父が三年経ったら、日本に帰れると言ったからだ。六年生になったら帰ることが出来るなら、行ってもいいと思ったのだ。タイ生活四、五年目は、早く日本に帰りたいと思ったが、今は「帰れ。」と言われても帰りたくない。タイに来たことで色々な経験も出来たし、大切な友達も出来た。タイに来たことは本当に私には大事なことになった。 記念日だからといって特別なことはしない。きっと今年六月八日には、 「ああ、八年目突入だな。」と思うだけである。私にとって、六月八日というのは、私のタイ生活の始まりであり、大切な日、つまり記念日である。

   講評   hutu

すてきな記念日ですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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