国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   木を大切に   しゅんしゅん

 今では希少価値になった天然のヒノキを一番高く売るにはどうしたらよいかという問いだが、木が本来もっている価値を生かすことと、商品として木を高く売ることは、必ずしも一致しない。木の文化は、天然のヒノキが細切れの板にされるのをかわいそうだと感じる、あの村長の気持ちに支えられてきた。木の価値をお金にかえたりしない考えの方がよい。
 その理由は第一に、木を切りすぎると温暖化が進むからである。木は、二酸化炭素を吸収し、酸素をだしている。その木がなくなると、二酸化炭素が増加し、酸素が減少してしまうからだ。
 その理由は第二に、木をきりすぎると、動物の数が減っていくからだ。動物は、自分を襲う動物から逃げるためにかくれるが、切りすぎるとかくれる場所がなくなってしまうからだ。キコリンも悲しむに違いない。(笑)
 確かに、木をたくさん切って金もうけをするのもよいが、しかし、木を残していく方が、環境問題や食物連鎖の点からも大事だと言える。ぼくは、木の価値をお金にかえたりしない考えの方がよいと思う。

   講評   ito

 しゅんしゅんくん、こんにちは。
 5.1週は、ゴールデンウィークまっただ中!
 連休はどう過ごしましたか?
 しっかりと休み宿題にも手をつけることができ、りっぱです。
 さすがは中学生、五月病なんて無縁の、充実した日々を送っていたのですね。(笑)

「木材の使用価値と商品価値のズレ」について書かれた課題に対して、自然を保護する視点から「木の価値をお金にかえようとするべきではない」という意見を書いてくれました。

【複数の理由】にも「温暖化が進む」「動物の数や、住む場所が減る」などと、環境を守ることの大切さを書けましたね。
 ただ、最近では逆に、「木をどんどん切って消費していった方が環境に良い」という主張も耳にします。 
 今回の作文の【反対意見への理解】の部分とも、関連しますね。

 環境保護とお金もうけ、その対立の間にある「使う側の心情」、「大量生産とは違う伝統の技術の存在」などについても考えていけたら、なおよかったでしょう。

 それでは、5月の授業も頑張っていきましょう!


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