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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   快適さかシンプルさか   さくら

 人間は生きていくうえでわずかなもので足りる。我々が生活の必需品のごとく思いなしているさまざまな文明の利器の利器がなどなくても人間は生きていけるのである。むしろそんなものなしに身を自然の中に置いたほうが、どれほど今自分が生きてあることをしみじみと感じるかもしれないのであった。我々はオーストラリアの原住民からこんなものは必要ない、という指摘で普段の生活がいかにムダなものでしめられているかを思い知らされる。
 現代のわたしたちが過ごしている便利で快適な生活はよい。エアコンのリモコンのボタン一つ押せばすぐに涼しくなったり、暖かくなったりする。テレビのリモコンを操作すれば、面白い番組をみられたり、最新の情報を手に入れることができる。私は名古屋に住んでいるなかなか会えない友達と神奈川にいながら電話やメールでいろいろなことを話したり、伝えたりできる。これは科学の発達がなければできることはなかっただろう。
 しかし機械化されていないシンプルな生活もよい。もちろん夏の暑い日にエアコンがあったほうが快適に暮らせる。しかし冷房病と呼ばれることもあるように長時間冷たい空気にあたり続けて体に良いことはないだろう。しかもお金がかかり、環境にも良くない。自然の風を取り入れればすぐに涼しくならない代わりにどこか心地よく、体にも害を与えない。
 確かに機械化された快適な生活にも素朴でシンプルな生活にもそれぞれの良さがある。一番大切なことは、「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。」という名言があるように、自分の満足のいく生活を自ら常に考え、探すことである。(総合化の主題)

   講評   jun

 要約は、非常にわかりやすくシンプルにまとめることができました。
 一つ目の意見には、一般的な話だけではなく、自分自身の体験実例を入れたところがいいですよ。
 第三段落では、人工的な生活のマイナス面について考えることができました。
 最後の総合化も別の次元から結論を出すことができています。名言もぴったりですね。

▲「面白い番組を見られたり、最新の情報を手に入れることができる」→「面白い番組を見られたり、最新の情報を手に入れたりすることができる」

▲細かいところですが、「生活を過ごす」とは言わないので「私たちが過ごしている便利で快適な生活」は「私たちが送っている……」などとしましょう。
                         

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