国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   木の価値と商品して高く売ること   ローズ

 木が本来もっている価値を生かすことと、商品として木を高く売ることは、必ずしも一致しない。山の木を単なる商品にしてしまわないためには、職人的な腕が生きていなければいけない。確かに、山の木は、林業者から製材業者へ、工務店から消費者へと、商品として流れていく。ところが、この流れのなかに、美しく、大きく森を育てていこうとする村人の腕や、製材業者の腕、木の特性を生かしていこうとする大工の腕などが健在である間は、木と人間は一体化して、木の文明ををもつくりつづけることができる。私は木を商品として高く売ることと、木が持っている価値を生かすことだと、木が本来持っている価値をいかすことが大切だと思う。
 一つ目の理由は、商品として高く売るということは木の価値を考えずにお金も事しか考えていないからだし、木も、切られる前は生きていたのであって人間よりもたくさん生きているものもあるので、物として扱わず生きていた者として木の価値を一番に考えることが大切だと思うからだ。
 二つ目の理由は、お金のことを考えずに冷静に物事を見ることによって、その物の本当の価値を見つけることができるからだ。そして、本当の価値を見つけて、その価値を尊重する事によって、はじめてその木のいいところが分かると思うからだ。
 商品として高く売ることはその商売をする者にはとても大事なことかもしれないが、一番に木の価値を考えていく事がやっぱり一番大切なんじゃないかなと思う。

   講評   kia


 休み宿題がんばったね! 長文が難しくなりましたが、ローズさんはよく読めているね。

 ☆要約☆ よくまとまっているね。長文のポイントとなる部分をうまく抜き出しているよ。
 ☆是非の主題☆ 木の本来の価値を生かすことが大事だと、きちんと是非の主題が決まったね。いいよ。この調子! 
 ☆複数の理由1☆ 木を高く売ることばかりを意識していると本来の価値を見失うということかな。切られる前は木も生きていたんだというローズさんの考えも書けたのがいいね。
 ☆複数の理由2☆ お金のことを考えず冷静に物事を見ることで木の価値を尊重できると書いてくれたね。
 ☆体験実例☆ 茜さんのまわりで立派な木が切られたことがある。ものすごく値段が高くて驚いた木や木材があった。などなど自分のまわりから似た話を探して書いてみよう。
 ☆ユーモア表現・名言の引用☆ 読んでいる人がクスッと笑えるような表現や、名言を文のなかに使ってみてね。
 ☆反対意見への理解☆ 商売するのも大切かもしれないが・・・と、反対の意見にもさらっとふれたのがよかったね。

 木の価値は値段ではないという意見で、文の最初から最後までローズさんの意見がブレることなく書けたのがすばらしい!



                   
 

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