国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1129 今日1516 合計8537
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   幸せを追求する   こゆき

 地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素朴は生活を営んでいるところがいくつかある。彼らのその生のほうがいかに人間らしく、自然と調和しているかを味わった。そこで何より思い知らされたのは、人間は生きていくうえでなんとわずかな物で足りるかということだった。それよりもっと簡単な方法は、日本文化の伝統の中からそういうシンプル・ライフを実践した人を探し、その生とわが身の現在とを比較してみることだ。その中のひとり、良寛をとってみれば、彼は恐ろしいほど無一物の生を送った。この最も貧しい生を選んだこの人物の心のうちがいかにゆったりと満ち足り、生きている一日また一日を感謝の思いで生きていたかが分かる。良寛は恐るべき単純な生活をしながら、心はこれだけ充実していたのだ。少なくとも私は良寛やそういう生き方をした昔の日本人の生と自分の現在とを比べることによって、始めて自分の置かれている立場を知ることができたのであった。<要約>
 便利は生活は、私たちに心の余裕を与えてくれるので、よい。<複数の意見一>私は旅行で東京ディズニーランドに行った。その時に使った新幹線は、窓からの景色がまるで風のように<例え>移り変わっていった。新幹線は、私達を一時間ほどで東京まで運んでくれたのだ。私は、普通に愛知県から東京まで歩いて行くと、何日もかかり大変だが、この新幹線のおかげで、まったく疲れることもなくディズニーランドへ行けたのだ。このように、新幹線がなかったら「東京なんて遠くて行けない」という気持ちが出てくるが、新幹線があるから「簡単にいける」という心の余裕を感じることができるのだ。便利さを追及すると、それが人々の暮らしやすさや余裕を作ることもできるのだ。
 しかし、自然と触れ合う生活を大切だ。<複数の意見二>私達は車、テレビ、パソコン、といった便利な道具を持つ事で、その便利さに溺れていってしまっているのだと思う。たとえ無一文でも、自然と仲良くし、協力する。自然と触れ合う事は、機械にはない美しさ、すばらしさ、鮮やかさがある。それを私達は知らずに機械的な生活をしているのだ。
 確かに便利な生活も、自然で素朴な生活もよい。しかし、一番大切な事は、私たちの人生は、私達が費やしただけの価値がある、という名言があるように、一人一人が幸せで楽しい生き方をすることが大切なのだと私は思う。<総合化の主題>そのために人は努力しながら歩み、幸せを追求することが必要だ。

   講評   koni


【複数の意見】 相反する意見を二つ挙げ、それぞれに賛同する点を説明することができました。
「しかし、自然と触れ合う生活を大切だ。→ しかし、自然と触れ合う生活も大切だ。」

【体験実例】 1つ目の意見の後の体験会実例は説得力がある説明でとてもよいですね。今話題の新幹線を例に挙げることができました。ベトナムやアメリカで日本の新幹線を導入する動きがでていましたね。戦後、多国の助けを借りて作られた東海道新幹線。これからは、日本の技術とお金が貧しい国の助けになりそうですね。(話がそれてしまいましたが、この動きは注目なので。)
 2つ目の意見の後の実例は自然の良さが更に強調できるといいね。旅をしたりシンプルライフを経験した人の話を聞いたりすることで自然のよさを感じたという実例が入るといいね。プランターに植えた一株の苗にミニトマト赤く実ったときの喜びは、お店でミニトマトを買ったときには全く味わえない喜びだ。そういう日常の話でもいいよ。

【ユーモア表現・名言の引用】 よくできています。

【総合化の主題】 最後の文を、「そのために人は便利さの追求と自然と触れ合うことのバランスをうまく保つよう努力しながら歩み〜」とするとどうかな。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)