創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   「間」をもつこと   きやの

話し上手の人は、「間」をとるのがうまい。すきまもなく力を入れた状態ではかえって効果的でない。パリの風景画で、薄暗いパリの街角の中、一点だけ朱の入った絵が印象深い。僕は、コミュニケーションをとる上で、「間」は重要なことだと思う。
 一つ目の理由は、「間」がないと、伝えることがうまく伝わらなかったりしてわかりにくくなるからだ。例えば、学級で話し合いをするときだ。始めはまとまっていたが、意見が食い違うとだんだん騒がしくなってくる。ひとりひとりは積極的に発言しているのだが、自由に発言しすぎて「間」がないのでだんだんとわからなくなり、内容がずれていく。そして、結局何を話しているのかもわからなくなる。僕は、このことはちゃんとしっかりひとりひとりが順番で発言をし、その意見に対する考えを出せるような、適度な「間」をとることによって回避できると思う。
 二つ目の理由は、「間」がないと、話す人も聞く人もあわててしまうからだ。例えば、授業での先生の話。「間」がなくどんどん言われると、ノートに写すのが間に合わなくあわててしまい、結局写すのに精一杯で授業の内容がわからなくなる。話す人もあわててどんどん速くなり、コミュニケーションどころではなくなる。
 確かに、伝えたいことをよどみなく話し、速く的確に伝えることも重要である。しかし、「時間を作る第一歩の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」ということばがあるように、急がず、「間」を持って、相手に余裕を持って伝えることが重要だ。

   講評   sarada

 僕は、コミュニケーションをとる上で、「間」は重要なことだと思う。

【是非の主題】をしっかり示しました。

 『「間」がないと、伝えることがうまく伝わらなかったりしてわかりにくくなるからだ』 という理由一のあとに、具体的な例をあげることができたね。読み手は、その状況を頭の中に描くことができ、「なるほど、その通り!」 と感じます。話し合いを進める中で、いかにじょうずに間をとるかが進行係の実力の見せ所だね?!

 第二の理由に対して、ぴったりの例もあげられました。授業のうまい、へたは、まさに『間』 の取り方だったんだね。

 【名言の引用】もしっかりとして、自分なりの『間』 を考えることができました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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