対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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快適か素朴か、ではなく えぐも
人間は生きていく上で、われわれが生活の必需品のごとく思いなしている、さまざまな文明利器などなくても生きていけるものである。それを体験するには、第一に旅をすること。そして第二に、日本文化の伝統の中からシンプルライフを実践した人を探し、その生を我が身の現在とを比較してみることだ。
便利で快適な生活は、だれだって「良い。」と答えると思う。暑ければ、リモコンのボタン一つで涼しくなるし、寒ければ暖かくなる。そして最近は携帯も普及してきたので、世界各国の人とだって会話をすることができる。
しかし、機械化されていないシンプルな生活も良いと思う。例えば、メールを使わずに手紙を送ったりと、昔から続いている習慣などだ。メールの方がすぐやりとりが出来て簡単かも知れないが、相手から返って来る手紙を毎日楽しみにするのも私は好きだ。このところ、別に機械化しなくても良いものを機械化していたりと、ある意味では無駄なことが多いような気がする。あと少しで日本にくるipadには、本を読める機能がついてる。わざわざ本屋さんに行かなくても、簡単に本が読めるのはとても楽だけれど、私は本のページをめくる音が好きだったりするので、全部が全部機械化する必要はないなあと思う。
確かに、機械化された便利で快適な生活にも素朴でシンプルな生活にもそれぞれ良さがある。しかし、一番大切なことは『私の人生は、私たちが費やしただけの価値がある。』という名言があるように、自分の満足のいく生き方を常に模索しながら生きていくことである。
講評 sugi
要約は短めだけれどうまくまとまっているね。しっかり長文を読み込むことができました。
文明の利器を使った快適な生活の良さについては、例を挙げればきりがないほどだね。ここに挙げた例は、どれも納得です。たとえば携帯電話の例をとって、携帯のない時代はどのようにしていたのかを考えて比べてみると、現代の生活のよさがより伝わりやすいかもしれないね。20年ぐらい前は、待ち合わせ場所を勘違いして何時間待っても会えないということがありました。(笑)
第三段落では、より充実した体験実例を考えて入れることができたね。今回は目標字数をクリアしているので問題ないけれど、字数目標が増えてきたら、「前にこんな体験をした。」という形で、エピソードを入れていくとよいです。
総合化の主題は難しいけれど、この調子なら進級テストも大丈夫そうだね。しっかり準備をしておきましょう。
「世界各国の人とだって会話をすることができる」
→ 「世界各国の人と会話をすることさえできる」
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