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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「間」というのは重要で…   あまぐり

 話上手とよばれる人は、無意識のうちに、うまく「間」を取り入れている。いかなる名言、名文句も、同類のものがただすきまもなく積み重なるだけでは効果乏しく、文章の力みも、ただそればかりでは弱みに転じてしまう。余韻や余情、ふくみ、それらはすべて「間」のいかし方にかかわっているように思われる。自然に「間」を必要とするなは、必要とするだけの実質をそなえているものではないか。あるパリの風景画で、忘れられない油彩がある。パリの街角でただ一点手が入っていてそこに向かって画面が収斂されていくのだ。私は、コミュニケーションなどにおいて「間」は重要だと思う。
 第一の理由としてところどころ緩めるところがないと力を発揮できないからだ。例えば部活の練習。最初は、ウォーミングアップから始まるがメインの練習に入る。その練習を終えると、みんなヘロヘロになって倒れこんでしまうほど。そこで、休憩をいれずに次の練習。となると、体がほとんど動かずに本来の力を発揮できなくなり練習の意味がなくなってしまう。自分を追い込む。という面では良いのだが休憩を入れずに行うのはあまりにも無謀である。一方、休憩をいれて行うとする。そうすると、ある程度のクールダウンができて練習に望める。本来の力に近いものを出せるから、練習の意味があるのだ。
 第二の理由として「間」があることで印象が深まるのだ。あるクラスでの学級討論会。学級討論会といっても、いつも発言をしている人が意見を出して決まってしまう。「あ〜、またあいつの意見か。」というようになりあまり聞き耳をたてないで自然に決まっていく。だが、いつも静かで発言をしない人が発言をすると、大勢の人はびっくりして聞き耳を立てる。もし、その子がびっくりするほど説得力のある意見で全員は言葉を失うほどの人だったら能ある鷹は爪を隠す。そのものだ。さらに、詩などは「間」がとても重要になってくる。ある詩を50人の人が朗読するとしよう。その人にはその人の読み方があるから、50通りの読み方が生まれるのだ。その中でも、「間」を充分に生かしているかで、詩の印象が全く違う。あえて「間」をとらずに読むのも良いかもしれないが、「間」を強調して余韻を残したりするとその詩の印象が深まるのだ。
 確かに、自分が主張したいことを淀みなく言うのも聞き手には迅速に正確に伝わり必要なのだが、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである」という名言があるように私はコミュニケーションにおいて「間」は必要だと思う。さらに、コミュニケーションだけでなく学級討論などの議論でも相手の印象に残りやすい。とにかく、「間」をとることによって聞き手は全く違う印象を与えることができるため「間」をとることはやはり大切で欠かせないのだ。

   講評   jun

 勉強や部活が忙しい中、よくがんばっています。
 6月もこの調子でやっていきましょう!
                                

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