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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   己の為にも他人の為にも   おのそ

 創造には、情念の力がいる。ニーズは、理性による判断から生まれた「必要」、ウォントは現在の自分の中にある何かとてもいたたまれないような、場合によってはたまらなく爆発したくなるような情念から生まれた「必要」という具合に解釈してもいいだろう。私は、創造にはもちろんニーズもなければならないが、どこかの時点でウォントが生まれないとダメだと思うのである。つまり、創造活動を支える背景には「こんなものが創れたらいいな」と無心に思う欲望の念や、欠乏しているものをひたすらに求める渇望の念がなければならないと思うのだ。人は何らかの方法でニーズから割り出したものが、ウォントに切り替わらないかぎり、どこかで挫折するのではないかと思う。「自分はこの学問をしたいんだ」「私はこの仕事につきたいんだ」というウォントをもった意志力がなければならないのである。だから私は、「必要だからする」というのでなく、「したいからする」という強い動機を持って生きたい。
 そのためにはまず第一に、目標を定めることが必要だ。目標といっても、「将来仕事に就けるように、勉強しておこう」などというものではなく、「この高校に入ってこんな勉強がしたいから、この高校に合格するように、勉強しよう」という、「必要だから」では無く、「したいから」の目標だ。目標がのとないのでは、自分の勉強の進み具合や、やり方に大きな違いが出る。ちゃんとした目標が無いと、だらけてしまう。
 もう一つのやり方として、いい高校からいい大学に入って、いい会社に就職する、という固定観念を捨てることだ。「将来安定するように」という行動では、もし失敗した時に立ち直れなくなる。でも、自分がしたいことをしていたのならば、失敗しても、「あれが良くなかったんだ、今度は成功するように頑張ろう」と立ち直れる。自分の熱い動機を大切にしていくことが大切だ。また、給料は高くてもつまらない仕事と、安月給でもやりがいがあって、楽しい仕事と、どちらが良いだろうか。精神的にもいろんない意味で、後者のほうが言いに決まっている。少なくとも僕は、後者を選ぶ。それに、高校や大学の入学試験、会社の入社試験だって、「成績が良いから」とか、「給料が良いから」なんていう、安易な理由で受からしてくれるはずが無い。「この学校でこの勉強をしたいから」とか、「この会社でこの仕事をしたいから」という、」熱意が無いと、受かることは難しい。会社や学校だって、そんな熱意を持った人材が欲しいのだ。
 確かに、「やらないといけないこと」をみきわめ、それをこなすことも大切だ。だが、エジソンが電球を作ったのは、「作らないと生きていけないから」というのではなく、「作りたい、」という熱い情熱があるからだろう。私の学校の先生に、授業が楽しい先生と、つまらない先生がいるが、(どこでもそうかもしれない)楽しい先生が、仕事にやりがいを持っていて、授業をすることを気に入っているように見えるのに対し、授業がつまらない先生は、授業がつまらないけど仕方なくやっている、という風に見える。気のせいだろうか。自分のためにも、他人のためにも、自分の中から湧く、熱意を大切にして、物事に取り組もうと思う。 「何か大事なことをする時に、やり遂げたいという熱意を持たないのは何もしないのと同じである」私が作ったつまらない名言である。

   講評   nane


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