創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   オノマトペ   疾風

 日本人の魂の奥底には、いつも水音が響いているのである。日本人は水の音に限りない親しみを抱き、安らぎを覚え、懐かしさを感じるのだ。そして、日本語には多彩な水の表現があるのだが、異質な文化の中に住む人にはさっぱり通じない。あくまで感覚的な言語であって、抽象性を持たないなからだ。僕はオノマトペを言語と音楽に接点として考える。人間の感覚を音声そのものによって表現しようとする伝達の手段だからだ。僕もオノマトペを自由に操れるような豊かな表現能力を持ちたい。
 そのための方法は第一に、本をたくさん読む、と言うことだろう。そういうことなら僕も読んでいるのだが、ここでいう本は僕がいつも読んでいるライトのベルではなく、宮沢賢治や、あさのあつこといった作家の書いた小説のことだろう。特に宮沢賢治の作品には独特のオノマトペが使われている。『かぷかぷ』や、『もかもか』など、日本人の僕にも分からないオノマトペがたくさん。このようなオノマトペが多く用いられた本を読んでいれば表現力が上がるのは間違いないだろう。
 第二の方法は、感情を豊かにすることだ。これは誰かから聞いた話だが、黒人奴隷解放を宣言したリンカーンだが、非常に演説が上手かった。そして感情の起伏が激しかったらしい。そして友達曰く感情が豊かだったので、演説で民衆の心をつかんだのだ。僕もまずは、五感を研ぎ澄まし、自分の内面にある感情を表に出して、裏表の無いような、喜怒哀楽の豊かな人間になりたい。
 確かに明確な言葉の方が物事を正しく伝えられる。しかし、『脱皮できない蛇は滅びる。』と言う名言がある様に、新しいものが次々と出来る世の中だからこそ、それに逢うオノマトペを作ることが大切なのではなかろうか。オノマトペは感覚的言語なので、明確な表現が必要ない。だからこそ、自分にあったオノマトペを作ることが出来るのだ。

   講評   kira

 疾風くん、こんにちは。6月2日は進級テストです。頑張ろう。


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