創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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話し上手と聞き上手の人とのちがい おたまちゃん
話し上手の人はおしゃべりとは呼ばない。「旅は道連れ」と言いながら、おしゃべりの人といっしょの長旅は疲れるという人は少なくないでしょう。相手がなんと思おうとわたしゃ知らぬとばかり構えて口を閉じていられる人はいいのですけど、心遣いがこまやかであると、とかくこういう場合、口数が多くなります。風も通さない饒舌は聞いてるほうも苦しくなり、終わった時には、さて、何を聞いたのかということになりかねません。「間」のことを思う時に、私はよく朱色をみています。私たちは間を生かし、それにふさわしい内容をこころがけたいものだ。私達は間を生かし、それにふさわしい内容を備えたいものだ。
理由その1は、間をとることで、注意を引くことができるからだ。私は、聞き上手だと思う。聞き上手は、話し上手ほどおしゃべりではなく、それは私も同じだ。聞き上手は間を取りすぎてしまうが、話し上手よりは上手だと思う。間を取らず、べらべらとしゃべってしまうと、どこであいづちをつくか分からない。この前こんなことがあった。話し上手と私とで、やはり話していた。でも、そのときはそれほどべらべら話すような子じゃなかった。私はやはりだまってしまうことが多かったのだが、それでも相手よりはいいと思う。
理由その2は、緩めることがないと力を発揮できないからだ。さっきも書いたように私は聞き上手だ。だから、たまたまべらべらしゃべる友人はいない。しかし、私は剣道部にはいった。剣道は、むちゃくちゃにやっていると、逆にスキをあたえてしまう。だから、間をとっておちつくことが大事だ。そして、楽器だってずっとふきつづけているなんてことはほとんどないだろう。
でも、逆に、話し上手な方がもりあがるときだってある。確かに、内容の充実を考えることも大切だ。聞き上手同しが話してもいまいち話しがもりあがらない。「しかも、時間を作る第一の方法は、いそぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」
講評 ogen
おたまちゃん、こんにちは。
きちんと清書出来たね。体験実例もより具体的になりました。名言にも「」をつけたね。<という名言もある>という一言を添えると完璧です。
読解問題もがんばって出来たね。その調子!
6月1週目は進級試験です。6月8日(火曜)までに投函したものが対象になります。遅れると進級できないので、がんばって早く書いてね。
課題は「人間の生涯は物事」の感想文です。長文を何度か読んで要約するところに線をしておくといいね。また、あらかじめ似た話を構成図にメモしておくと早く楽に書けるよ。試してみて。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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