創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   研磨剤『父親』   arugebak

最近、世界の人口が増え過ぎていろいろと大変なことになっているらしい。
増えた原因はいろいろあるのだが、都市部の出生率は高いという。
都市はモノであふれかえる。そこの人々は便利で快適な生活をする。そこにいる人々は便利で快適な生活をする。日本だけの話ではない。アメリカなどでは便利な生活をする者の人口が増え、ものの消費量はとてつもないレベルに達している。
また、アメリカの都市のインフラ整備はすさまじく、公共の施設なら即インターネットにつながるようなことはざらにある。
果たして本当にそれらは必ずいる、「必要」なのだろうか。
というものの、今の生活、ものすごく便利で快適だ。人類、科学の進歩とともに人々の生活もより良くなっていたのは当然のことだろう。
情報を遠くから伝達することも、人々を高速で長距離運送することも、食べ物も作り保存しいつでも食べられるようになり、いいことの方が多い。地球全体でのコミュニケーション、今の状態が科学に支えられたものだ。
もし仮にいっせーのーせで地球上のいわゆる文明の利器とかをすべて消したらおそらく地球上の都市の方にいる人々とかは生き残れなくなってしまうだろう。
つまり便利であることは人の依存性を高めるのだろう。人が一方的に今の生活の状態に頼らざるを得なくなってしまっているのだ。
人には元来欲はあるもので、文明の発達は「楽をしたい」などの欲から来ているのだろう。
利潤を得たいという欲中心の経済システム“資本主義”は資本家の欲を原動力とし、十八、十九世紀において産業の爆発的発展を助けた。
しかし欲は欲を呼ぶといわれるようにある欲を満足させても次の欲があらわれてしまう。その結果人の欲と技術の進歩による生活水準、便利さの向上がいたちごっこになり、際限のない欲と大量に不要な消費を必要とするシステムが出来上がってしまい、今日の人口増加を伴った食糧不足などの社会問題を発生させてしまうのだ。
そこで一つ、少しの間はよく抑えてシンプルな必要最低限のもので生活してみるとどうだろう。
日本の昔話のようなものにこんな話がある。ある殿様がいた。殿様はどんなこともできたしどんな物も手に入れられた。しかし何か足りないといつも何か悩んでいて満ち足りることはなかったという。
ある乞食がいた。その乞食は食べること以外できることはなかったか「自分にはこれで十分だ」といって幸せに暮らしていた。という話だ。
シンプルな生活でも消費を減らして満足に過ごすことができるのだ。
だが便利で快適な生活のところで触れたように今この社会でそのシンプルに生活することはだれでもできるわけではない。そうなれば社会が破綻してしまう。
「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある」という言葉もあるように、便利な生活に依存しきってしまうのではなく、もっと効率的な「持続可能な社会」、自分の満ち足りている生き方を模索していくのが大切なのだ。
身の回りの無駄をなくすことから生き方探しを始めることもできるだろう。

   講評   yuta

 一年の折り返し地点6月です。中旬には梅雨を迎え、またうっとうしい気候になります。夏になる前に季節がサナギになるような感じ(^^;)。夏になったらパァーッと気持ちよく、羽を広げて飛び出せるように、自然全体が力をたくわえる時期なのかもしれませんね。
       
☆題名と本文が合っていないみたいですよ〜(^^;)

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